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死に戻りクズ勇者は勝手に生きたい〜こんな奴に勇者は任せておけない!  作者: Masa(文章力あげたい)
聖女・学園編

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第11話 武術大会はファンタジーの定番

 昨日の俺は、華やかなデビューを飾ったからな。 いま頃は俺の噂で、教室は大騒ぎだろう。 俺は堂々と、教室へ入って行くーー


 教室では昨日の面々が揃っており、教壇にはクラス担任のゲバドンが立っている。


 格好よく登場した俺の姿を見て、ゲバドンが低いトーンで声をかけてきた。


 「ナナシ君。 もう体は大丈夫なのか? ⋯⋯事情は聴いたぞ。 あまり無理をするなよ⋯⋯」

 「⋯⋯無理? おいおい、デクの棒先生~ この俺が怖いんだな? このクラス一番の実力者であるこの俺のことがよ! やがて学園一位に登り、学園を統治することがな⋯⋯」

 「⋯⋯。 ナナシ君、席に座ってください⋯⋯話い合いの続きをします」


 俺がそう言うと、一瞬だけだが、ゲバドンは俺に向かって憐れみの表情を浮かべた。 


 その後、なんとも言えない表情を浮かべると、俺に着席を促す。 


 それに応じて堂々と着席すると、ミルフィが話し掛けてきた。


 「ニャ、ナナシ君! 今の時間はね、今度開催される武術大会の出場者を決めている時間だニャー このクラスで一人だけ参加できるんだよ?」

 「ほう⋯⋯武術大会か⋯⋯」


 前回の時も開催されていたな。 ーーまあ、俺は団長だったからな〜 出場する必要はなかったんだよなぁ?


 でも、今回は参加してやってもいいかなぁ~ 


 そう思った俺は立ち上がり、前に立つ。 すると、俺の様子を不審に思ったゲバドンが、俺に尋ねてくる。


 「⋯⋯ナナシ君? まさかとは思うが、君⋯⋯出場したいのかい?」

 「フッ。 愚問だな⋯⋯俺以外に誰がいると言うんだ? このクラスで一番強いこの俺が、参加してやる!」


 俺がそう言うと、静まり返るクラス。 クラスメイト達はヒソヒソ話を始める。


 「⋯⋯まさか、ミルフィ様が言ってたことが本当でしたか。 疑ってしまい申し訳ございません⋯⋯」

 「ミャ! ルーブ君! クラスメイトに様や敬語はいらないニャー」

 「⋯⋯いえ。 貴方は丁重に扱わないといけません。 なぜなら⋯⋯」

 「ちょっと! 話が脱線しているわよ! ⋯⋯ねえ? どうするつもりよ、ルーブ⋯⋯あの子の言う通りにするの?」

 「フレイアちゃん~ ⋯⋯その前に、一波乱ありそうよ?」

 「リディ? それはどういうことかしら?」

 「このクラスにいるのは、私らだけではないってことさ⋯⋯」


 聞こえない声に耳を傾けていると、とある人間のクラスメイトがアピールを始めた。


 「おい、ヒョロガキ! オメエなんかの出番はねぇんだヨ?」

 「⋯⋯ヒョロガキ? 俺のことか⋯⋯この豚野朗!」

 「なんだと? オレにはルミスって名前があるノ!」


 ソイツに視点を合わせると、パツパツの制服を着た奴がいた。 ブクブクと太った体は、いかにも自分が『裕福な暮らしをしています』と物語っている。


 俺がソイツの体を見ていると、横から水鉄砲が俺に向かって飛んで来た。 それを俺は、難なく交わしたが、避けた後ろの壁には穴が空いていたーー


 俺は狙撃犯を睨みつける。 相手はちんまりとした少女だったーー


 「あれれ? 外した? ⋯⋯君、噂と違って、やるじゃん!」

 「⋯⋯噂だと? メスガキ如きが! この俺を暗殺するつもりか?」

 「メスガキですって? かわいいレディに向かって、失礼ね! 私の名前はアセッタよ! よろしくねハリボテ君?」

 「ハリボテ⋯⋯」


 ハリボテだと? この俺を的当て扱いしやがって! 


 決めた。 コイツらは、わからせてやるーー

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