プロローグ
とある村に一人の少女が住んでいました。 名前をミアと名づけられました。 彼女はこの村で生まれ育ち、そして今日も暮らしています。
ーーけれど、村人たち、そして家族の彼女に対する扱いは酷いものでした。
その理由は、ミアのネコミミでした。 頭にネコミミが生えているーー それ以外は普通の人間と、特に変化はありません。 しかし、たったそれだけでの理由で、彼女は周りに疎まれているのです。
でも、彼女は傷つきません。 だって、すでに壊れているからーー
そんなミアに転機が訪れます。 それはある日、家族にいつもの通り、暴行を受けていた時、せせら笑う家族たちの前でミアは、傷だらけになりました。 しかし、今日はいささか、傷が多すぎます。
「⋯⋯ひい⋯⋯ひい」
「はは、さすがにやりすぎたかな?」
「ボロ雑巾みたいだなぁ、コイツ」
「コラ。 これ以上ミアを壊したら、使えなくなるだろ? ⋯⋯おい、さっさと買い物に行けや!」
いつものように、蹴り飛ばされて、ボロ布一枚で放り出されるミア。
ーーああ、楽になりたい。 神様、私を自由にしてください。
「⋯⋯⋯! アンタ大丈夫? 酷い怪我! 魔物にやられたのかしら?」
朧げな意識で見るとそこには、黒い羽とツノを生やしたお姉さんがーー
この日から、ミアの人生は大きく変わり始めるのでした。




