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死に戻りクズ勇者は勝手に生きたい〜こんな奴に勇者は任せておけない!  作者: Masa(文章力あげたい)
黄金の鉱山編

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第76話 試練へ導かれる者たちーーオパール視点

 早速出てきた強敵の登場に、私たちは警戒しながら先に進んだんだけどーー


「なにも出てこないわね……」

「はぅ。 おかしいゔ。 俺が来た時は、こんなじゃなかったぃ」


 アメジストが言うには、いつもはポイズンモグラや、腐食トカゲなどが出てくるらしいけどーー


 エメラルドが、あたりを見回した。


「たしかに変だね。 ……まるで、誘われているようじゃないか」

「誘われているってなに?」

「それは、目的地に到着してからのお楽しみだね……ふふ」

「エメラルド。 その笑みはやめなさい……」


 姉さんがエメラルドにそう言ったんだけど、エメラルドは不気味に微笑むだけだった。


ーーその様子を諫めたのは、ターコイズだった。


「……私が、貴方を深淵から遠ざけた理由を忘れたのですか?」

「……僕を中間管理職に左遷した理由ねぇ?」

「ハア……」


 ターコイズは、それ以上何も言わなかった。 アメジストやオニギスはそんな二人を見て、複雑な表情を浮かべていた。


 この二人に、何があったんだろう?


「おい、いつまで、この俺を拘束しているつもりだ!」


 一方、ナナシは空気を読まずに吠えているだけだった。


 そして。 第二十五層に到着した私たちは、まるで試練の間の扉みたいな場所に辿り着いた。


ーー巨大な、鉄の両扉。 これまでとは作りが違う。 明らかに「造られた」もの。


「……ねえ。 最下層って、ここなの?」


 姉さんが、オニギスに尋ねる。 私もオニギスを見た。 


「オイラが知るわけないだろ? 今、調査しているんだから」


 オニギスは、扉を見上げた。 そして、メモを取っていた。


「なにを書いているの……あ、これは!」


 オニギスのメモを見たルビーの表情が、驚愕に変わった。


「この文章は。 貴方がギルドの掲示板の文章を書いているライターさんですか?」

「そ、そうだけど」

「私、貴方のファンなんです! 後でサインください!」

「はあ? ……いいけど」

「ありがとうございます! やった!」


ーーああ。 姉さんのファン気質が、こんなところで。


「で? 開けるのかぁ?」


 アメジストが、大金槌を床に落として言った。


「一応聞くけどぁ。 誰か、止めねぇなぁ?」

「止める理由がないわ」

「だよなぁ」


 大男が、扉に手をかけた。


ーーごごご、と。


 鉄の扉が、重い音を立てて開いていく。


 その中に入ってみると。 ーー中にいたのは、金髪エルフだった。


「いらっしゃい〜 カモネギたち〜 私のお金のために犠牲になってね!」

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