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神のいない世界にようこそ  作者: トキワ
第1章   反逆の始まり
12/14

12話 君のおかげで

ザァァァァァ    ピーピーピー





山を流れる川の音、飛び回る小鳥たちの鳴き声、そして,なんといってもこの美しい緑。



ここは,俺の住んでた村か、、?



山からは、沢山の家,畑、走り回る子供たちがよく見える。




眺めていると,懐かしい姿を見つけた。




「父さん!母さん!」



急いで山を降りて、二人の元に行く。




「心配したんだよ。いなくなったのかと思って。でも、、よかった。本当に。」



僕は二人に抱きついて言う。




でも,2人は何も言わないまま、僕の頭を撫でた。




ごめんな、、、。



そう言っているように感じた。




2人の姿は消えかかっていた。




「待って!僕を!僕をおいてかないでくれ!」



僕は強く抱きしめ直す。



しかし、止まらなかった。



そうして,僕の両親は,




ユウ。お前はまだこっちにくるな。



生きろ。




そう遺して、笑顔のまま消えていった。

















ガバァァ!!



僕は,意識が戻って起き上がる。



体が暖かい。どこにも痛みがない。




気がつくと,僕は、ベットの上だった。




・・ここは、、、館か、、。




僕が周りを見渡していると,ベットに倒れ込むようにして寝ている少女を見つけた。




・・そうだ、、、僕は,イルとクリスと遺跡に向かって,この少女を助けて、、




僕が思い出そうとしていると,部屋のドアが開いた。



水や食べ物をのせたお盆を持ったクリスが入ってきた。



「おう。目が覚めたか。」



「クリス。」



「よかったなぁ。結構深刻な状態だったんだぞ。」



「そう、なんだ。」




「あぁ。そうさ。だからその子も、ずっとそこから離れなくてな。さっきまでずっと起きたたんだけど。寝ちゃったか。」



クリスは盆を近くの机に置く。



そして,



「おーーい!ユウが起きたぞー!」



そう叫んだ。




すると,





ドドドドドド!!




廊下を走るような音が聞こえた。





ドォォン!




扉が激しく開かれる。




そこには,僕と同い年ぐらいの茶色の髪と瞳をした女の子がいた。




その子は,僕に近づいてくると,僕の両手を掴んで合わせた。




「君がユウだよね。私はアカリ。よろしくね。」




アカリは、笑顔で言う。




「う、うん。よろしく。」




僕は困惑しながらもなんとか返す。




「この前の遺跡の時,その節はどーもお世話になりました。」



アカリは深々と頭を下げる。




「あぁ。うん。」




「いや〜。私途中でやられちゃて。気を失っちゃたんだけど。」




「あとから聞いたら、君が助けてくれたって聞いて、」




「いや,助けたのは僕じゃないよ。それに、僕は、僕のことだけに精一杯で、。」




「でも現に私は助かってるんだから、お世話になってるって。」




「そうだぞ。もっと自分のことを褒めろ。」




クリスが横から言う。




「本当にその通りだぜ。全く。」




急に違う声がした。



すると、開けっぱなしの扉から、ソウが入ってきた。




「お前がいなけりゃ、少なくとも俺たちは全滅してた。その少女も助けられなかった。」




「お前のおかげで、俺たちも生きてるし,その子も無事なんだ。」




ソウは,寝ている僕の横にきてそう言った。




そうそう。と,アカリとクリスも頷く。





・・そうなのかな、もっと自信を持っていいのかな




みんなのおかげで、僕はそう思えた。





よし。と,ソウが突然手を叩いて言った。




「ユウも起きたことだし。とりあえず今回の件の総括だ。今いない奴らを集めて,会議室に集合。俺はとりあえず、1番こなさそうなやつを呼んでくる。」



ソウは,部屋を後にした。




「OK!」




クリスは、立ち上がる。



「ユウ、とりあえずその子はそのベッドに寝かしといてあげよう。」



僕は眠っている少女を見た。




「うん。そうするよ。」




「場所。案内してやるよ。」




「うん。ありがとう。」



僕は,よっこいしょ。と立ち上がって少女をベッドに寝かしつける。



「私、みんなを呼んでくるね。」



アカリがそう言って部屋を出ていく。




「よし。俺たちも行くか。」




クリスが部屋を出る。僕はクリスについて行った。










クリスは少し歩いた後、廊下の途中でこう聞いてきた。




「できたんだろう。クリエイト。」




僕は,急な質問にびっくりしたけど、普通に答える。





「うん。できた、、、、と思ってる。」





「でも,まだ確信が持ててない。もっかいやれって言われたら,できない気がする。」




「そうか。まぁ最初はそんなもんだ。」




クリスは,そう言った後に振り向いて





「ユウには、俺に勝てるぐらいになってもらわないとな!」




と笑顔で言った。





「次やるときは勝つよ。」




僕は強気で答えた。




それはどーかなぁ。とクリスは笑いながら突き当たりのドアを開ける。





「着いたぞ。会議室だ。」















キィィィィィ






ドアを開けると,大きな丸型の机と,席。巨大なホワイトボードがあった。




そして,もう既にかなりの人がいた。




「あれ?俺たち最後?」




クリスが驚いたような口調で言う。




「いや。まだ。あとは、ソウだけ。」



イルが答える。




「ソウは誰を呼びに行ったの?」




僕は気になって聞く。




「あぁ。前話した天才発明家さ。普段は絶対に部屋を出てこないから、今回も多分こないだろう。」




クリスが言ったあと、席に座っていると,少しして、ソウが部屋に入ってきた。




「結果は?」




イルが聞く。




「いつも通り。行けたら行くってさ。」




ソウがドアを閉めると、みんなの空気が変わったような気がした。




「よし。なら始めるぞ。」



ソウは、ホワイトボードの横に立って言った。




「第14回next交流会議。」


























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