表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
神のいない世界にようこそ  作者: トキワ
第1章   反逆の始まり
11/14

11話 変革者

「マジかぁ〜」




俺は邪魔な瓦礫をどかし、立ち上がって言う。



・・まさか、あの女が魔力操作の奥義、解放【リリース】を使えるとは。全くもって油断した。



先にあの女を排除するべきだった。

なら、まずこんな状況はなかった。




「神殺子を取られて、少し焦ったかな。」




途中から来たあの男も変な力を使っていた。



まぁギフトだろうな。




いや,そもそも神戦隊とかいう奴らは何してるんだ。




「あぁ〜〜。だめだ。だめだ。」



俺は頭を掻く。




考えるのが面倒臭い。





「まぁでも今から追えばいいか。」





俺は万全じゃないにしろ、全然まだ戦える。




対してあちらは,ギリギリの状況。負傷者だっている。




このまま追えば追いつける。




上手くいけば,あいつらのアジトもわかる。





「追うかぁ。面倒だけど。」




俺は奴らの気配を探る。





なるほど。あっちか。





魔力を上手く消しているが、神殺子の気配でわかる。





これ以上離されたら、追跡が困難。





追うしかない。





俺は走り出そうとした。






!?!?





だが次の瞬間。赤い髪をした女が前に立ちはだかった。





「彼らは追わせないよ。」




女は紅の魔力のオーラを解き放つ。




なんだこいつ、、?  急に出てきて。




でも強いな、、間違いなく。




そのオーラはそう感じさせるものがあった。





「お前は、誰なんだ?」





「私かい?私はねぇ。変わることが好きな変わり者さ。」





女は,そう言うと、両手を上げて話し始める。





「この世界は、もう停滞している。これ以上の変化はもう見込めない。正直、この世界にはもう飽きちゃたんだよ。

ほら、子供の頃ってなんでもすぐ飽きるだろ。

そんな感じさ。」





「そんな感覚で世界を変え続ければ、いずれは終焉が待っているだけだと思うが。」




「なぁに。世界はそんなにすぐに、簡単には変わらないさ。

 だから種は多い方がいい。

 彼らは可能性なんだ。

 この世界が変わるかもしれない1つの種としてのね。」




「だから,私は,彼らを逃す。それだけさ。」





・・思い出した。この赤い髪と、紅のオーラ、そしてこの危険な思想。




神の雷の最大の敵対者にして、警戒数値MAXの5。





「シラヌイ・マオ、、、、」





「あれ,名前バレしちゃてるじゃん。」





女は少し驚く。





「まぁいいか。どのみちバレるだろーし。」





女は再び戦闘大勢をとる。





「で?どうすんの?追うの?追わないの?」





女は聞いてくる。





・・今の状態の俺じゃあ、まず勝てないか、、。




「追わないよ。面倒だし。」





「え?追わないんだ。」





女は拍子抜けた表情をしている。





「私としては,久々に一戦やりたいんだけどなぁ。」




そう言って腕を回す女を無視して俺は後ろを向いて帰る。




「帰るんだ?」




「あぁ。帰って寝る。俺はもう今日は動きたくない。」





「そう?わかった。」





「じゃあ次また会ったら今度は戦ろーね!」





女はそう言うとどこかに消えていった。




「ハァ。」




俺は道を歩きながらため息をつく。





・・全く。あいつのせいで神殺子を逃してしまった。




俺は空を見上げる。




まぁいいか。これからなんとかしよう。



あの女ともあいつらともどのみち、もう一度会うことになるだろう。



その時に今日の借りを返す。




俺はそう決意した。




「とりあえず今日は帰ったら寝よう。」










評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ