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繋がる指輪⑮
『貴方達はこの世界の人ではないのでしょう?』
頷くシンラスとサリア。
『わたくしが空間移転の魔法を解きますわ。その後…お願いがありますの』
真顔で言うセルビア。
『後で聞くね!』
セルビアは微笑うと,指輪を指でそっと撫でた。
『…解…』
まばゆい光が辺りを包み込み,一瞬の閃きの後,弾けた。
目を開けるとそこは元いた喫茶店の入り口付近だった。
『帰ってきたッ』
『それでは先程の話、させていただけます?』
『わかった。向こうのベンチにいこう』
シンラスがそう伝えると一行は足を進めた。
『…で,お願いって何だ?』
俯いた顔を上げ,セルビアは叫んだ。
『わ…わたくしを…連れていきなさいッ!!!!』
『もちろんオレもだッ!!!!』
『『……はッ!!!??』』
2人も驚いて叫んだ。




