繋がる指輪⑯
一瞬の沈黙。
それを破るようにセルビアは続けた。
『…セリーゼがいなくなっていたのはご存じよね?わたくし…セリーゼが心配で…後,セリーゼの本当の事知りたいのですのよ…』
『君…サリアの銃に付いている瓶はエイブソーブだろう?』
『知ってるの!?』
『当たり前だ。次元や空間を転移できる最上級魔法具だ。何故持っているかずっと聞きたかったくらいだぞ』
そんなすごいのか…とシンラスは小瓶を見つめた。
『その理由は…かくかくしかしかのかくかくなの…』
毎度ながらのベタな方法で説明をするサリア。
『そうでしたの…』
『転移できるなら是非連れていってくれ。』
『でも扉の開き方わかんねぇし,もしかしたら俺らの世界帰るかもよ?』
シンラスは2人を見据えた。
『その時はそれをお借りしますわ』
にっこり笑うセルビア。
絶対ついてくる気だ…!シンラスはサリアに目を向けたが,サリアもシンラスに目を向けていた。
『まぁ…いっか!一緒に旅しよ』
笑うサリア。
『でも鍵がないと次元渡れねぇぞ?』
『わたくしの指輪で開かないのかしら…』
セルビアはサリアに歩み寄り,小瓶に指輪を近付けた。
紅く閃き,小瓶の中に花弁が溶け込んで行った。
『花弁だ…』
紅い光が辺りを包み込み,ひょんなことから出会った2人を連れて…
次ぎなる世界へと繋いでいったのだった。
第2章:繋がる指輪
~Bright Red that Defends and Attacked Red~
―END―




