エピローグ
キーンコーン カーンコーン
面倒くさい。
今日も学校。
あたしは、姫野冬。
あたしには幼馴染みがいた。
秋、春、夏のあたし含めての4人だった。
小学校の頃に仲良くなれたんだけど、あいつ達は、いじめっ子グループの一人なった。
なぜと聞かれても、理由なんてわからない。
思いあたる原因なんて、たくさんある。
ニュースを見た。
そのニュースの内容が、ストーカー事件によるものだった。
こんな休日のお昼にニュースをやるなんて、おいしく食べたい人の気持ちを考えてほしい。
沖縄での指名手配犯の名前は、朱莉さんという人だった。
北海道を闘争中とのことらしい。
どうやって、沖縄から北海道に来たかは不明らしい。
確かに、犯罪者は飛行機に乗れないもんね。
殺害されたのは、高校3年生の小田マリ。
あたしの従姉妹だった。
あたしは、箸を落とすくらい、呆然としていた。
仲良しのマリ姉ちゃんが、殺された?
「容疑者は、まだ逃走中のようです」
ストーカーされたあげく、殺されてしまったんだ。
マリ姉ちゃんに、また会える日はないということになる。
いじめは、許さない。
この時、マリ姉ちゃんを殺した犯人に対する憎悪が、盛り上がった。
名前は、確か朱莉と聞いた。
いじめは、ここで終わる話ではなく、エスカレートしていくものだと実感した。
あたしは、学校へいつも通りに向かう。
学校では、いじめに会う。
いじめにあうために、学校に行っているようなものだった。
あたしは、この人たちもストーカーと化かし、一生のいじめへと豹変するのではないかと。
いじめが終わることなんて、期待していない。
いじめが終わるのを、待っていちゃだめなんだ。
あたしは、ニュースを毎日、欠かさず見るようになった。
指名手配犯の18歳の朱莉は、まだ捕まっておらず、
今度は朱莉の両親や、妹を殺していたらしい。
朱莉は、学校帰りを狙って、マリ姉ちゃんの妹たちを次々と刺していったらしい。
こんな遠くに住んでいるのに、どうして?
飛行機を使わずに、どうやって移動したの?
謎だらけだけど、朱莉は次々と連続殺人を犯している。
こうして、あたし達家族は、逃げることになった。
理由は、朱莉から「お前ら、家族も皆殺しだ」という脅迫状が届いたから。
家族で、警察の元に駆け込んだ。
警察と刑事さんも動いてくれて、あたし達家族は、安全なところに保護するという話になった。
次の日に、ニュースを見れば、マリ姉ちゃんの幼馴染も、殺されたらしい。
しかも、マリ姉ちゃんの家族まで。
警察の監視の元で生活していたけど、警察や刑事さんも、朱莉に殺されていた。
警察や、刑事まで皆殺しにしてしまう朱莉は、何者なの?
あたしと家族は、隣町の警察のお世話になった。
そして、あたしだけは、なぜか県外の警察のお世話になった。
だけど、今度は警察や刑事もろとも、あたしの両親も、朱莉に殺されてしまったという情報を聞かされることになった。
ショックのあまり、立ち直れなかった。
だけど、いつまでも立ち止まっているわけにもいかなくなる。
今度、やられるのはあたしかもしれないから。
あたしは、名前を変えて、生活することになった。
あたしは、あたしを守るために。




