第9話
新潟の施設に引っ越すこととなったけど、妹と同居が目的ではなく、新潟の児童養護施設に行き、そこから新潟の高校に通い、新潟の私がやりたい学科の大学に進学するためであった。
そして、新潟の通信制高校に全日制高校からの転入を目的として見学に行った時に、保健室の男の先生に一目惚れをした。
インターネットでも、学校の先生紹介があって、いろんな先生がいたけど、保健室の先生はイケメンで、私の好みのタイプだった。
さわやかなイケメンは、昔からの好みで、なぜと聞かれると自分でもよくわからなかったりする。
その先生は新潟の人ではないから、新潟弁ではないみたい。
生活が一変して、新しい環境に馴染めるか不安だけど、今の生活を変えたくて、忘れたくて、そのためにはやるしかない。
地元を離れて、心機一転するんだ。
いきなり、新潟弁を話せるとは思えないけど、慣らしていけば、標準語と同じように話せるんじゃないかって、根拠のない自信があった。
異母だけど、妹もクォーターだった。
父は一緒で、日本人となるんだけども。
私は、イタリア人と日本人のハーフの母を持つ。
簡単なイタリア語なら話せる。
例えば、「ボンジョルノ」とか。
二女は、スペイン人と日本人のハーフの血を持つ母がいる。
スペイン語はどこまでかはわからないけど、話せるとは聞いた。
三女は、ドイツ人と日本人のハーフの母を持ち、ドイツ語も話せるらしい。
四女は、フランス人と日本人のハーフの母を持ち、フランス語も話せるみたい。
五女は、日本人と韓国人との母を持つハーフ。
五女は、韓国語も話せるとのこと。
六女の母は、中国人で北京出身の日本人の血も持ってるハーフ。
母親は生まれは北京でも、日本で育ったと聞いた。
だけど、六女は北京語も話せるとはどこまでが本当なんだか。
妹を疑いたいわけではないのだけども、妹の母親も嘘をつくような人じゃないとはわかっている。
だけど、その祖母が日本人でも祖父が中国人となると、嘘の中国語をおしえているんじゃないかって不安になるし、間違った言語を信じて使っているのでは、と根拠もないことばかり予想していた。
私は中国に対していい思いを持っていなくて、理由はいじめっ子の朱莉の父親が中国人だったから。
朱莉の父親の場合は、上海出身であるため、妹の祖父とは全くと言っていいほど、接点はないとは思うけど。
母親が日本人ということは、朱莉は中国人のハーフということになる。




