第13話
これは、私とリスナーが初めて出会った時の話。
私は中学の頃に、北海道に住んでいた。
友達のいない寂しさからペットを飼おうと思っていた。
だけど、私の住むアパートは犬や猫などのペットを飼うことを禁止されていた。
父は普段は家にいないため、私が学校でいじめにあっていることを知らなかった。
多分、娘である私に感心すらなかったと思う。
認めたくないことだけど、私は養子だと知っていた。
そして、父には恋人ができていて、その恋人とうまくいってなかった。
父の恋人が何度か家に来てくれたけど、私はまるでいないかのような扱いだった。
その人は父の婚約者で、いつだかは決まっていないけど、結婚する予定らしい。
母は沖縄にいて、よく連絡をとっていた。
だけど、母は別の人とすでに再婚していて家庭があった。
私がそこには入れないような家庭。
再婚は私が小学校6年生の頃にした。
アパートの大家さんにペットを飼えるかどうか聞いてみた。
犬や猫を飼えないことは、この家に来てから知っていることだった。
だけど、大家さんと答えは「近所の人に迷惑をかけない動物ならいいよ」だった。
その動物とは、うさぎ、りす、金魚などだった。
りすも鳴き声はあるらしいけど、そこは自己責任らしい。
私は父にペットを飼えるかどうか相談してみた。
答えは「犬や猫以外で、ペットショップ以外ならいいよ」だった。
私は里親募集のサイトから、動物を探した。
ここで、一匹のオスのりすに一目惚れした。
殺処分の期限が近いということで、飼うための条件が緩かったことで、すぐに里親になれた。
ここで、私はりすを引き取った。
りすの名前はすでにつけられていた。
スクイアットロ。
これはイタリア語で「りす」という意味だけど、誰がつけたんだろう?




