第11話
条件を飲み込むか、どうか。
私の心はすでに決まっていた。
「こんな条件に飲むつもりはない。
あんな悪質な犯罪に手を染めることとか、いくら恨みがあったとしても、どんなに復讐をしたかったとしても、私にはできない」
そんなことを言ったら、きっと取引は成立しなくなるのはわかっていた。
だけど、こんな無残なことに手を染めたくなかった。
相手の反応は、意外だった。
「はははは。 面白いし、すごく真面目だな」
私は、一瞬きょとんとした。
一体、何を言いたかったのだろうか?
「正真正銘の悪ではないってことだな。 偉い。
通常のいじめ殺しつーのは、恨みも感情に染まり、どんな手段を使ってでも、必ず復讐を果たすものだが、貴様はちょっと違うんだな。
でも、貴様みたいな奴は、この世界には必要だと思うんだが、なかなかそうはいない。
よっしゃ、取引は成立だ」
「成立って・・・・?」
私は、断ったはずなのに?
当然のことに状況がよく読めなかった。
「いじめ殺し屋というのは、通常はただど復讐のためのグループなんだが、こちらはちょっと特殊でな、いじめをなくすという願いとともに、いじめの浄化も目的ともしている」
ここで、リスナーが口を開いた。
「浄化? 一度、そこまで情のわかなくなったやつの、浄化とかできるのか?」
「できるできないの論で言えば、できないだな。
だが、0ではない確率でないことにかけるのは、こちらのやり方だ。
我の名前は、キャポだ。 いじめ殺しやのリーダーだ」
「私は、闇姫と呼ばれているから、闇姫って呼んでもいいかな」
「呼んでもいいかなって、ははは、面白いな」
何が面白いんだろう?
「おいらは、リスナー。 いじめ殺しの監督者かつ、闇姫のパートナーだ」
「よろしくな」




