第二十四章:自制心の処方箋
俺は、いつもの単調な日常へと戻っていた。
勉強、トレーニング、休息、そして完璧な身だしなみを保つこと。
面倒なことに、その日は早く起きることができなかった。そのせいで、やるべきことを終わらせるために夜遅くまで作業する羽目になった。
それでも、処方された薬は決められた通りにきちんと飲んでいた。
以前のように衝動的に行動し、自分の今の限界を超えてしまうこともなくなった。少しずつではあるが、俺は自分自身を制御する力を身につけていた。
だが、明日は強制的な診察の日だ。
……正直、この予定が嫌で仕方がない。
午前3時。
俺はまだ眠らず、天井を見つめていた。
そして、ふと気づく。
今日、作業をしながらコーヒーを二杯も飲んでいた。
「……くそ。このコーヒーめ。」
翌朝。
生徒たちは校庭に集められ、整列していた。
全体監督者が前に立ち、学校についての重要な発表を始める。
「現在、学校では大規模な改修工事と建物の構造補修が予定されています。そのため、夏休み期間中に予定されていたすべての活動や行事は中止となります。また、夏休みは予定より延長されます。」
俺はその話を聞き流しながら、一般管理室へ向かった。
そこには、数人の有力な生徒会メンバーと一緒に、ヒナタがいた。
「朝の診察があるので、午前中は欠席することになります。正式な許可をもらえますか?」
管理責任者は欠席届を渡してきた。
俺はそれを受け取り、必要事項を記入する。
そのとき、ヒナタが記入された理由を目にした。
『診察』
彼女は少し心配そうに考える。
(……彼、何か病気を抱えているの?)
俺はそのまま学校を出た。
そして、学校の欠席に対する厳しすぎる規則について、心の中で皮肉を言いながら病院へ向かった。
病院。
俺は長年診てもらっている医師のもとへ入った。
「体調はどうだ?」
「問題ありません。」
「薬はきちんと飲んでいるか?」
「はい。」
俺は少し間を置いてから尋ねた。
「……この薬は、一生飲み続けなければならないんですか?」
医師は少し考えた後、答えた。
「おそらくな。少なくとも、過去と同じ行動を繰り返したり、再びそれに身を委ねたりしないためには、それが必要だ。」
「……そうですか。」
俺はその言葉に苛立ちながら、診察室を後にした。
無機質な廊下を歩いていると――
重厚な二重扉が開いた。
そこから、見覚えのある人物が入ってくる。
白衣を身にまとったその人物は、迷うことなく俺が先ほど出てきた診察室へと向かっていく。
刑事DA。
ほんの一瞬。
俺たちの視線が交わった。
そして――
その場の空気が、一瞬で凍りついた。




