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第21章:正義の盲点

「一体どこにいたんだ、少年? 私たちはここで一時間も待っていたんだぞ!」

責任者の捜査官が私に尋ねた。彼の手は重々しくベルトを押さえていた。

私は震えなかった。むしろ肩の力を抜き、少し気まずそうにしている普通の高校生のような態度を取った。

「友達とカフェにいました」

私は落ち着いて答えた。

彼らがさらに尋問するより先に、私は横へ退き、ドアを開けた。

「どうぞ、今から部屋に入ってください」

警官たちが中へ入ると、鋭い視線で整然とした部屋をすぐに見回した。

「君は、二週間前に起きたニュースや悲惨な事件について知っているか?」

責任者の警官が私の方を振り返りながら尋ねた。

「はい。とても衝撃を受けました」

私は偽りの心配を込めた声で答えた。そしてキッチンの方を指差した。

「よければ、コーヒーを一杯お持ちしましょうか? 座って、この件についてきちんと話し合いましょう」

「いや、君の親切には感謝する」

警官は、私のもてなしに少し驚いた様子で答えた。

「まずは、いくつか確認するために、君の家を通常通り捜索させてもらう」

私は部屋を自由に指差しながら言った。

「どうぞ、時間をかけて調べてください」

彼らが棚や戸棚を調べ始める中、二人の若い捜査官が私から離れた場所で、静かに呟いた。

「正直、彼の記録を見る限り、とても親切で人当たりのいい少年だと思う」

彼らは部屋の隅々まで細かく調べた。しかし、何も見つけることはできなかった。

ヒナタの祖父の武器は、彼らには見つけることが難しい場所に保管されていた。

捜索が終わると、責任者の捜査官は帽子を直しながら言った。

「家を捜索してしまって申し訳ない。しかし、君が犯人であることや、この事件に関係していることを示すものは何も見つからなかった。それでも、帰る前にいくつか質問させてもらいたい」

私は頷いて答えた。

「分かりました。どうぞ」

「なぜ君はここで完全に一人で暮らしている? まだ家族がいるはずだと思うが」

私は視線を下げ、悲しそうなふりをしながら、巧妙な嘘を作り上げた。

「ご存じの通り、私の両親は悲劇的に亡くなりました。だから、親戚と暮らすのではなく、自分の住む場所を確保することにしたんです。その方が、少し気を遣ったり、不快な思いをしたりせずに済むと思ったので」

捜査官の表情が和らぎ、本当の後悔へと変わった。

「その質問で君に精神的な苦痛を与えてしまったのなら、本当に申し訳ない」

「大丈夫です」

私は冷たく答えた。

「他に何か質問はありますか?」

「いや、もう何もない。ただ、また戻ってくる。捜査はまだ市民を対象に続いているし、我々はあらゆる方法で捜査を続けている。さあ、行くぞ。さらばだ、少年」

捜査官は部下たちに出るよう合図しながら言った。

「さようなら」

私は呟き、彼らの後ろでドアが閉まるのを見つめた。

私は正式に、この単純な警察の監視網を突破した。

しかし、世界規模のチェス盤は、さらに複雑になっていた。

私の知らないところで、FCIは二つの別々の秘密拠点を通じて活動していた。

私とナガミが知っていたのは、最初の拠点の座標だけだった。

一方、組織の幹部たちはパニック状態に陥っていた。

彼らは、二人の人間が自分たちの存在を見事に暴いたことに気づいていた。

しかし、私が彼らの人員を完全に排除したため、彼らには私たちにつながる手がかりが何も残っていなかった。

顔も、名前も、デジタル記録もなかった。

私はソファに座り、ぼんやりとした記憶を思い出していた。

母の美しい声を聞き、父が笑っている姿を思い浮かべていた。

まさにその時、新しく任命されたFCIの最高指導者が、かつてナガミが収容されていた市立病院へと押し入った。

彼は警備を突破し、院長と対面した。

「以前、ここに患者として入院していた人物について、何か情報はないのか?」

指導者は机を拳で叩きながら叫んだ。

「申し訳ありません、閣下」

一人の医師が、彼の視線に怯えながら呟いた。

「私たちが知っているのは、その患者があなた方の施設を発見したために入院させられたということだけです。しかし……その人物の顔も名前も、今も完全に分かっていません。その部屋は、先月の事件で殺されたあなた方の人員によって厳重に警備されていました」

指導者は、自分たちをつなぐ唯一の手がかりが途絶えたことを理解し、激しい怒りに顔を歪ませた。

「くそっ!!!」

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