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Ultimate Wars ー 才能なしの人生だった俺、宇宙の危機に人類の切り札として無双するー  作者: hanaXIII


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第七十一話 ネビル都市開発

ネビル軍の総統括として、新たな任務に就いたユウ。

彼はそこで、自分たちが信じていた「敵」の姿とは全く異なる、驚くべき真実を告げられる。

侵略だと思っていた都市開発の裏側にある、切実な目的とは?

そしてユウに託された、この星の未来を左右する重大な役割。

「今日から配属になりました。ユウです。

よろしくお願いします。」

ユウは簡単に挨拶を済ませる。

すると、幹部が司会進行を務めて会議が始まる。

「今日は、都市開発について進めていく。

もちろん、昨日脱走した捕虜についても話すが、始めに、この開発の説明から再度行なう。」

(あれほどのことがあったのに、案外皆平然としてる。なんでだ?もっとパニックになるかと思ったんだが。)

「まず、我々が都市開発をして領土を拡大している目的。それは…」

(星の侵略だよね?)

「環境保護のためだ!」

(え?環境保護だと?)

「この星は自然豊かだ。しかし、この砂漠地帯、主にスラムエリアは、領土が広い割に、廃棄物汚染や多種族の出入りが激しく、荒れたエリアとなっていた。

それでもいいんだ。星が安全ならな。

だが、我々の技術でこのエリアを測定した結果、後1000年後には腐敗していくとのデータが出たのだ。

ならば、今のうちにこのエリアだけでもテラフォーミングし、環境を保つように考えたのだ。

ここまで、理解したか、ユウ?」

「は、はい。理解しました。」

「そして、領土拡大をすると、そのうち問題に差し掛かる。

それは、森付近まで侵攻してしまうことだ。

これを見ろ。」

ホログラムで星の裏側を映す。

「このエリアまでテラフォーミングしないと、1000年後には腐敗が始まってしまう。

今の環境も、汚染をクリーンにしながら進めなければならない。

だが、ここには、我々の知らない未知の生物がいると報告があがった。

彼らはフォースを使いこなす、神のような存在。ならば、闇雲に侵攻してはいけない。しかし、そうなれば星は滅びる。

そこで、彼女の力を借りようとしたのだ。

彼女がいれば、和解できる。

そう思ってこの何十年かやってきたが、ついに脱走されてしまった。

彼女は我々とまともなコミュニケーションを取りたがらない。

困り果てていたのだ。」

(ああ、だからずっと捕獲室暮らしだったのか。あの性格だから、多種族に自分達のことを教えるなんてこと、しないよな。)

「もっと早く侵攻しておけば……しかし、戦争は避けたい。

我々と移住してきた者もいる。

だが、彼女はおそらく森に帰って、我々を滅ぼす算段を立てているかもしれない。」

(思っていたのと全くちがう。むしろ反対だ。)

「そこでだ。フォースになんらかの加護を受けている可能性のあるユウに、森の調査を依頼したい。

そして、もし彼女らに会ったら、和平を結びたいと交渉してきてくれ!

都市内部をくまなく探したが、見つからなかった。おそらく、森へ帰ったのだろう。」

「お、俺でいいのでしょうか?」

そこで、総帥が話し始める。

「我々は、フォースとの親和性が低い。これから学ばなければならない。

我々が行くより、少しでも近しい者の方が良いだろう。

我々は、大昔、先祖の時代は、よその星を乗っ取りテラフォーミングしていた。

だが、今は違う。

ダークナイトの支配から逃れるために、皆考え方を変えた。

どうか頼む。ここは、まだ奴らがログをつけていない星なのだ。」

こうして、ユウはダブルスパイをすることになる。

(お、俺が、この星の仲介役になるってこと?!)


第七十一話 完

第七十一話をお読みいただきありがとうございました!

「敵」だと思っていた存在の目的が、まさかの「環境保護」だったという衝撃の事実。ユウの驚きと戸惑いがひしひしと伝わってくる回となりました。

ダブルスパイとして森へ向かうことになったユウの運命やいかに……!

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