表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Ultimate Wars ー 才能なしの人生だった俺、宇宙の危機で人類の切り札になる ー  作者: hanaXIII


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

69/70

第六十九話 救出

アリスの緻密な作戦、そしてユウの覚醒したフォースが、閉塞した基地からの脱出を可能にする。

トウ姫を抱え、極限の緊張感の中、ユウは出口を目指す。

無事に彼女をシャクたちの待つ場所へ送り届けられるのか。

運命の脱出劇、ついに完結へ!

昼になり、監視カメラは全て止まる。

監視塔からアリスがラム経由でユウへ信号を送り、確実に監視カメラが止まったことを知る。

「フェビル、今日は13エリアの売店で昼食を買いたいわ。付き合ってくれる?」

「おうよ!いいぜ!ユウにお土産持って行こう!」

ユウサイド。

「お疲れ様です。すみません、少し早いですが、休憩に入ります。あの、その前にトイレに行きたいので、念のため中を監視してもらって良いですか?」

「ああ、わかった、行ってきな。」

兵士は振り向いて、捕獲室を開け中に入る。

ユウは気づかれないようにサッと飛び込み、隠れる。

「おう、ちゃんといるな。フォースさえ使わなければ、上玉なんだがなあ。」

ユウは背後へ周り、手刀で気絶させる。

「おぐわ!」

ドサ。

ユウはトウの手鎖や檻を解除する。

『上出来じゃ、少しあっちを向いとれ!』

ユウはトウに背中を向けたまま、兵士の服を剥ぎ取り、トウへバックパスする。

同時にトウも脱いだ衣類をユウへ投げる。

ガシャ。

衣類はユウの上から覆い被さる。

「んご!と、トウ姫様!?」

「おおすまん!仕返しじゃ!」

「?、なんの仕返しですか……」

「フォース覚醒のとき、お前に辱めを受けたからのう!」

「え?!俺何も覚えてなくて……す、すみませんでした!……ん?」

「どうした?」

トウは兵士の服を着ながら問いかける。

「こ、この服……」

「すまんのう。あまり清潔にしてもらえなんだ、そんなこと気にせず、作戦を…」

「な、なんか、シャクと似てる気がする……リスタとも……ん?フェビル??どうなってるんだ?」

「なにぃ?!フォースの思念から読み取ったのか?ええい、後じゃ!早く行くぞい!」

兵士に手鎖や檻を設置して、ロックする。

ロックのログは全て削除する。

首のリングでネビル人の顔に変身する。

「よし!行きましょう!」

この時点で、残り10分程度。

エレベーターの中に入る。

そこに、幹部らが同乗していた。

こんなこともあろうかと、ユウもネビル人へ変身しており、ことなきを得る。

エレベーターを降りて、ホールへ。

後少しで基地から出られる。

と、そこにまた幹部がおり、すれ違う。

「お疲れ様です。」ユウは会釈する。

「………」

トウはなにもせず、毅然と通り過ぎる。

「そこのお前!挨拶もできんのか!」

振り向き様に幹部が手を伸ばした先に、首のリングに手が当たる。

このことをコンマ数秒前にユウが予知していたため、もう動き出していた。

目にも止まらぬ速さでリングのボタンを再起動させ、同時に幹部の腕を掴む。

「ぬ??貴様?!」

「申し訳ありません。こいつは今喉をやられており、少し熱があるみたいなので、今から早退させます。」

「そうか、それでぼんやり素通りしたと言うわけだな。それなら仕方ない。次は気をつけるように。」

「失礼します。」

『ちょっとトウ姫様!ちゃんと会釈くらいしてよ!上司に挨拶するなんて、一般常識ですよ?!』

『たわけ!妾があんな奴らに頭を垂れてたまるか!』

(だめだこの人は、一般的なことが通用しない。)

基地を出て、敷地外へ出ると、シャクとリスタが車を手配して待ち構えている予定だ。しかし、その場所は少し特殊。

ユウは、民家の中へ入っていく。

建物の路地のような場所。

「よし!」

ユウはトウをお姫様抱っこする。

カーッ!

トウは顔を真っ赤にする。

「な、なんじゃ?!お、下せ!自分で歩くわい!」

「飛んじゃダメです!」

そのまま路地を高速で走り抜けると、シャクがいた。

変装を解き、車へ乗り込む。

「後は頼んだ!」

「はい!ユウもお気をつけて!」

ユウはすぐに基地に戻る!

「姉さん!これを!」

シャクは、姉用の服を渡す。

車は円形のシールドで覆われており、外からは中は見えない。

すぐにトウは着替える。

すぐ横の下町の焼却炉へ、兵士の服を放り込む。

「ふう。やっと自由になれたわい。遅すぎて待ちくたびれたぞ!」

「姉さん!」

シャクはトウに抱きつく。

「はじめまして、トウ姫様。リスタと申します。」

「ふむ。リスタよ。そなたは妾に気を遣わなくて良い。身内なのだからのう。」

「へ?み、身内?」

「ひとまずここから離れましょう。発進します。」

ラムは自動運転を開始する。

「どう言うことですか姉さん?」

「リスタはの。妾の祖父母の兄妹の末裔じゃ。

リスタがこの星にきてから、妙に懐かしい感覚がして、探らせてもらった。」

「えええええ!わたし、フェアリーリングの王族の末裔だったんですかーー!?」

「ふふ。しかし、妾の祖父母といえば、もう何千年も前の存在。とっくに血は薄れてしまっとるが、お前は先祖返りしておるみたいじゃな。

フォースが祖父母にそっくりじゃ。」

「間もなく、フェアリーリングの領土へ入ります。」


救出は無事に成功した。

ユウは無事に戻れたのか。

基地を出た時は、すでに残り5分。

間に合うか、ユウ。



第六十九話 完

第六十九話をお読みいただきありがとうございました!

ついにトウ姫の救出に成功しました!リスタとフェアリーリング王族の血のつながりという衝撃の事実も判明し、物語が一気に大きく動き出しましたね。

基地へ戻らなければならないユウは間に合うのでしょうか……次回も目が離せません!

この展開が面白いと思っていただけましたら、ぜひブックマークや評価、感想コメントをお願いします!皆様の反応が執筆の大きな支えになります。

現在開催中のコンテストにも参加しております。ぜひ応援の一票をよろしくお願いいたします!

また、もう一つの人生逆転劇**『Another Life 〜現実が詰んだので、フルダイブVRで人生やり直します〜』(N0377LN)**も絶賛連載中です。本作の宇宙の危機とあわせて、VR世界での冒険もぜひチェックしてみてください!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ