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Ultimate Wars ー 才能なしの人生だった俺、宇宙の危機で人類の切り札になる ー  作者: hanaXIII


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第六十四話 テレパシー

トウ姫救出のため、避けては通れない「テレパシー」の習得。

監視の目を欺き、心で語り合うための過酷な修行が幕を開けます。

檻の中にいながらにして圧倒的な威圧感を放つトウ姫に対し、ユウはその根性を見せつけられるのか。

一方、監視塔には「新人」としてあのアリスが姿を現し、作戦はさらなる加速を見せます!

「シャク。なんとか、直接トウ姫とコミュニケーション出来る方法ってないかな?

シャクに橋渡ししてもらうのって、やっぱり難しいよね?」


「ええ。できなくはないですが、一方向にわたしの声を届けることは出来ます。

しかし、会話のキャッチボールとなると、相手がある程度のフォースを使える必要性があります。」


「じゃあ、どのみち俺が使えるようにならなきゃいけないってことか。」


「はい。それが早いかと思います。テレパシーは、離れれば離れるほど高度になってきます。なので、まずは近くでやりとりできるようにならないといけません。少なくともそれだけできれば、姉とはやりとりできると思います。」


「ありがとうシャク、そうなんだよ、音声も拾われてるかもしれないから、怪しまれずにやりとりしたいんだ。」


『ほう、小僧が妾の監視になったのか?

それは好都合だな。』

「ね、姉さん?!」


「どうしたのシャク?まさか、トウ姫から?」


『小僧に伝えておけ。テレパシーの指南役は、妾がしてやると。明日から覚悟しておけ。』


「ゆ、ユウ………あのね。姉さんが、テレパシーを教えてくれるって……明日から覚悟するようにと。」


「それはありがたい!よし!明日から頑張るぞ!」

(ゆ、ユウ……テレパシーは本来自然に覚醒するもの。それを強制するとなると、かなり辛くなりそうね。頑張って、ユウ!)



ユウは、捕虜の部屋に入る。

「あ、あなたが……」

(す、すごい、なんて迫力だ。美しいなんてやわな表現じゃ合わない。シャクとは明らかにジャンルが違う。)


ズン!

ユウの頭に何か刺さる感覚がきた。

「う!なんだこれ」

ユウは一瞬膝をつくが、ゆっくりと立ち上がる。

『ほう、今のを耐えるか。なかなかセンスがあるのう。ほれ、何か頭の中で妾へ話してみろ。』

『うぐぐぐ、なんだこの感覚は、頭が重い……は、はじめまして…ユウです。あ、あなたを、助けに…きました。』

『ほう〜、上出来だ。本当はこちらへ言葉を伝えるのも難しいんじゃがのう。

まあ、これだけ強固に繋げば、ある程度はいけるということじゃなぁ。

今、どんな感覚じゃ?』

『あ、頭に、何か……突き刺さってる感じがします。』

『そうじゃ、妾が強制的にお前の頭と繋げておるからのう。

まずは、この感覚に慣れて、まともに会話ができるようになることからじゃな。

お前が廃人になったらいかんから、もう今日のところは辞めにする。

今日はゆっくり回復させ、明日また続きをやろうぞ。』

『ま、待ってください!も、もう少しだけ、いいでしょうか?!

は、早く、コツを掴みたいんです……みんなの、役に立ちたいんです……』

『ほう、小僧。立つのも辛そうだが、かまわんのか?』

『はい…はじめは酔いそうでしたが、なんかこう、数秒ごとに徐々に和らいでいくような。

そんな、感覚が…あったので……限界まで、こうして会話しようと……思いました。』


『クハハハ、なかなか根性があるのう!お前は見込みがある!』



監視塔からファビルが様子を見ていた。

「あいつ、なんで一歩も動かねえんだ?

やっぱ、あの捕虜、なんかやべえやつなのか!?」

そこに一人スタッフが入ってきた。


「今日からお世話になります!アリスです!

よろしくお願いします!」

「さっき説明した流れを教えてやってくれ、あとは任せた。」

教官らしきスタッフは去っていく。

(おー!すげえ美人!)


「俺はフェビル!よろしくな!あんた、すげえ美人だな!」

「どうもありがとう、初対面でいきなり褒められるなんて思ってもいなかったわ。」

「すまん!俺は思ったことすぐ口に出しちまうから!じゃあ早速、仕事するか!」


なんと、アリスも監視塔の配属になったのだ。



『お、そろそろ昼休憩。監視は遮断されたはずじゃ。普通に話してかまわんぞ。』


「ぷはーー!なんて、神経使うんだこれー!」


「くくく、初手でここまで耐えられたら上出来じゃ。昼からもやるか?」


「お、お願いします。トウ姫様。」


こうして、テレパシーの修行が始まった。

ユウは、無事にテレパシーを覚えられるのか。

(それにしても、こやつのフォース、なんか違和感があるのう。

次のフェーズで、ちょっと探ってみるかのう。)


第六十四話 完

第六十四話をお読みいただきありがとうございました!

トウ姫、想像以上に強烈なキャラクターでしたね。ユウのフォースに感じた「違和感」の正体も気になるところです。そして、フェビルの隣に潜入したアリス……この二人のやり取りも波乱の予感がします。

物語が面白いと思っていただけましたら、ぜひブックマークや評価、感想・コメントをいただけますと幸いです!

現在、コンテストにも参加中です。皆様の応援が執筆の大きな支えになります。ぜひ一票よろしくお願いいたします!

また、もう一つの作品**『Another Life 〜現実が詰んだので、フルダイブVRで人生やり直します〜』(N0377LN)**も連載中です。宇宙を駆けるユウの物語と共に、VR世界での逆転劇もぜひお楽しみください!

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