表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Ultimate Wars ー 才能なしの人生だった俺、宇宙の危機で人類の切り札になる ー  作者: hanaXIII


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

61/66

第六十一話 住居確保

ついに足を踏み入れた、ネビル星人の統治する「都市」。

スラムとは打って変わった煌びやかな高層マンション、行き交う身なりの良い人々。しかしその繁栄の裏側には、依然として理不尽な構造が潜んでいました。

監視員という立場を得たユウは、かつての相棒・フェビル、そして虐げられたヒューマンたちを救うべく、ある「奇策」を打ち出します。

効率と実力で道を切り拓く、ユウの都市潜入編がいよいよ本格始動!

「はい。確かに推薦状、受理しました。

住居と仕事内容はこちらです。ご確認ください。」


受付を済ませて住居に向かう。

高層マンションの一室へと移った。

「わりとマシな暮らしだなあ。かなり広い。」

リスタは機器を取り出す。

「とりあえず、盗聴器やカメラの類が無いか、チェックしますね。」

数分後。

「大丈夫です。どこにもありません。ラムの方はどうですか?」

「はい。こちらもチェック完了です。異常無しです。」


「では、仕事内容の確認をするね。

まず、ユウは……炭鉱石運びの監視員。昨日までいた人が辞めたみたい。

わたしは、幹部宿舎の清掃と、お役所の書類整理。

シャクとリスタは私生活の基盤と、都市の調査をお願い。

見た目の設定は、シャクとリスタは"ヒューマン"で。

ユウはそのまま。

わたしは髪型と髪色、肌の色を変えるわ。

仕事はユウは今日から、わたしは明日からね。今日中に挨拶に行ってくるわ。」


「よし。さっそく行ってくるよ。フェビルも気になるし。」


マンション内はかなり煌びやか。

シャンデリアなども豪華だ。

(スラム地区と全然違うなあ。)


「こんにちは!」子供達が走り回っている。身なりも良い。

ロビーでは、ヒューマン系の人もたくさんいる。

(治安はかなり良さそうだな。………ネビル星人……本当に支配が目的なのか……それとも、自分たちの支配下にだけ、ホワイト対応なのか……?)


街並みを見ながら移動する。

ユウからすると、近未来なものもあるが、地面はあまり舗装されてはいない。

(おそらくテクノロジーが進んでいるのは、基地内部だけだろうな。)



「おお!ユウ!なにぃ!監視員になったのか?!

お前が睨み効かせたやつ、辞めちまったぜ!

ガッハッハ!」


「また会えて嬉しいよ。

とりあえず、監視員長と話してくる。」


ユウはすぐに監視員長のもとへ行く。


「よろしくお願いします。

質問よろしいでしょうか?」


「あ、ああ、どうぞ。」

(とくに圧は感じないな。)


「ここでの役割と、成果について教えてください。」

ユウは、監視員長に詳しく聞いた。

炭鉱石の山を運び切ったら、ひとまずここでの仕事は完了。

監視員から見て、働く意欲のあるものは推薦状が出せるらしい。


ユウは、炭鉱石のスタッフたちを見ていく。

(ん?なんか、山がリセットされてる?ああ、次々と発掘側から回ってくるのか。

これを追加されたら、なかなか一山終わらないぞ?

かなり理不尽な構造だなあ。

さて、どうやって結果を出そうか……)


フェビルは相変わらずしゃかりきに頑張っている。そのほかにいるのは、異星人やヒューマンがほとんど。


(………………ヒューマンは頑張ってるが、能力的にバランスが悪い。異星人ははなから諦めてるのか、サボってるなあ。)


ユウはある作戦を思いついた。


午前中、小休憩をとって皆を集めた。


「よし。みんな集まってくれ。今からこの仕事は俺が担当する。

皆、作業方法を変えるから、よく聞いてくれ。」


皆、不思議そうにユウを見る。

フェビルは興味津々だ。


「まず、トロッコを二つにする。使うのは、フェビルが使っているアレだ。

フェビル、もうだいぶ引けるようになってきた?」

「おうよ!昨日よりスムーズだ!」

「よし。なら、みんなで炭鉱石をトロッコに入れてくれ、仕事はそれだけでいい。

そして、フェビルは運ぶ係だ。」

「おお!いちいち炭鉱石をトロッコに入れなくていいんだな?!そっちの方が良いぜ!」

周りも賛成な様子だ。

周りからすると、その運ぶのに時間を要するからだ。

「よし!じゃあ作業を開始してくれ!目標は今日の夕方だ!」


それから、効率よく全員分の山を夕方には運ぶことができた。

監視員長も、驚いている。

1日にして指揮をとり、結果を出したユウは、監視員長から、都市内部の仕事への推薦状を書いてもらう。

ユウは、功労者のフェビルと、サボらず取り組んだヒューマンらに対して推薦状を書く。

異形の異星人らは、特になにも反応はない。

のんびりと決まったことをするのに慣れ切っていた。異星人たちは、とくに食に困っているわけでもなく。ただのんびりこのスラムで暮らせれば良いらしい。

ユウは、辛そうな人など、救えるだけ救うことにした。

「よし、これで君たちは、明日から都市で暮らせる!元気でね!」

長年奴隷だったヒューマンたちは、涙を流して喜んでいた。皆、

ユウにお礼を伝えて去っていった。


「おお!ユウ!俺も明日から都市へ引っ越しだ!お前がいてくれて良かったぜー!

また中で会おうなー!」


こうして、奴隷たちは、都市での生活を獲得できた。

そして、ユウも少しずつ、都市内部での潜入に近づいていくのだった。


第六十一話 完






第六十一話をお読みいただきありがとうございました!

圧倒的な力でねじ伏せるだけでなく、知略と采配で状況を変えていくユウの姿、格好良かったですね。フェビルたちも無事に都市への切符を手にし、物語の舞台はさらに核心へと迫っていきます。

このエピソードを面白いと感じていただけましたら、ぜひブックマークや評価、感想・コメントをお寄せいただけますと幸いです!皆様の応援が、執筆の何よりの支えです。

現在、コンテストにも挑戦中です。一票一票の応援が大きな励みになりますので、ぜひよろしくお願いいたします。

また、もう一つの人生逆転劇を描く**『Another Life 〜現実が詰んだので、フルダイブVRで人生やり直します〜』(N0377LN)**も絶賛更新中です。本作『Ultimate Wars』と併せて、ぜひその世界観をお楽しみください!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ