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Ultimate Wars ー 才能なしの人生だった俺、宇宙の危機で人類の切り札になる ー  作者: hanaXIII


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第六十話 都市侵入

炭鉱での過酷な一日が終わり、ユウの手元には都市への「推薦状」が渡されます。

恐怖に震える警備員と、己の異変すら「成長期」と笑い飛ばす能天気な相棒・フェビル。

束の間の休息の中で、ユウは仲間たちと共に新たな謎、そして次なる目的地――「都市」への侵入へと想いを馳せます。

物語はいよいよ、生活の拠点となる中心部へ!

「終わりました。あちらを見てください。」


「お、お、おう………ご、ご苦労だった。

ほら、今日の報酬だ。受け取れ。

それと、これが推薦状だ。窓口で提出するといい。」

ユウは、推薦状をチラッとみる。

(これ、嘘じゃないよな。もし嘘だったら……)

ビク! 警備員は冷や汗をかく。


「もももも、もちろん本物だ。確認してもらえばすぐにわかる。」

(こ、こいつはやばい。やばいなんてもんじゃない。まるで、考えてることが頭の中に入ってくる。

無自覚なら、このまま言わず、報告も無しだ。

自覚されたら困る)


ユウは作業場に戻る。

すると、フェビルが大の字で寝ていた。


「おい!起きろ!帰るぞ!」

「ん、んが?!お、俺は寝てたのか…そうか、間に合わなかったのか。」


「いや、最後は良い線行ってた。トロッコ自体が重すぎたんだ。」

「そうなんだ!だが、俺自身もびっくりでよぉ!お前の真似した時はピクリとも動かなかったのに、鉱石がどんどん軽くなってよぉ!

そのあとトロッコ引いてみたら、動き出したからなあ!

俺!成長期かもしれねえな!わっはっはっは!」


(なんて、能天気なやつなんだ。普通はその原因を知りたいと思うものなんだけど。

ぷ。やっぱり面白いな、)


「そうか…明日には行っちまうのか。ま!おれもいつかそっち行くから、そんときはまた一緒に仕事しようぜ!」


「ああ、元気でな、フェビル。良かったら、餞別にこのお菓子、持ってる分全部やるよ。

明日の作業中にでも、食べてくれ。」


「おお!サンキュー!これ食べると力が湧いてくるんだよな!じゃあ!向こうでも、元気でな!」


(なんて、さっぱりしたやつなんだ。清々しい。)



「うーん……それは、飢餓状態だからかもしれないね。」

「どういうこと、アリス?」

「本来得なければならない栄養分を、得られていなかった分、覚醒促進用のお菓子を含むことで、一気に栄養分を取り込んだせいかも。

もともと素質はあったのかもね。」

「素質かあ、ネビルとのハーフって言ってたなあ。」

「ネビル星人は、フォース値は低いはず、現にフォースを恐れているから。でも、ヒューマンにも、フォースをそこまで覚醒できることは稀。

もしかすると、わたしたちの種族とのハーフなのかもしれない。」

シャクは少し難しそうな表情になる。


「ひとまず、お疲れ様ユウ!これどうぞ!」

リスタが手料理を作ってくれた。

リスタはとても几帳面で、料理のセンスもある。

「うん!美味しいよ!ありがとうリスタ!」


「いよいよ明日は、都市に侵入。

ここからが、本当の生活ね!みんな、明日の準備はいい??」

「オッケー!」


(そのフェビルという人………もしかして)


第六十話  完


第六十話をお読みいただきありがとうございました!

フェビルの「ハーフ」という出自に隠された秘密、そして彼が口にしたお菓子による覚醒……。去り際の爽やかさが、かえって再登場への期待を膨らませてくれますね。

物語が面白いと思っていただけましたら、ぜひブックマークや評価、感想・コメントをお寄せください!皆様の反応が、毎日更新の何よりの活力になります。

また、現在コンテストに挑戦中です。皆様の応援ポチが大きな後押しになりますので、ぜひよろしくお願いいたします!

あわせて、もう一つの逆転劇**『Another Life 〜現実が詰んだので、フルダイブVRで人生やり直します〜』(N0377LN)**も連載中です。宇宙の英雄を目指すユウとはまた違う、VR世界での人生再起物語もぜひチェックしてみてください!

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