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Ultimate Wars ー 才能なしの人生だった俺、宇宙の危機で人類の切り札になる ー  作者: hanaXIII


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第五十八話 出勤初日

ついに始まった炭鉱での過酷な労働。

圧倒的な物量を前に絶望する周囲をよそに、ユウが手にした「石」には、ある奇妙な違和感が……。

新たな出会い、そして隠された「フォース」の秘密。

規格外なユウの出勤初日が、今幕を開けます!

「おう。にいちゃん!あんたも今日からかい?!」

ネビルっぽいが、どこかヒューマンにも見える。

「ユウです。よろしくお願いします。」

「おお、ユウってのか!俺の見た目が珍しいってか?

俺は、この星の民と、ネビルの民とのハーフ、フェビルだ!タメ口で大丈夫だから、仲良くやろう!よろしくな!」

(なんか、爽やかなやつだな。悪いやつじゃなさそうだ。)


一通り説明を受ける。


どうやら、フェビルとユウの山は隣同士らしい。

「ぬおおお!なんだこれは!こんなの、何年かかるんだー?!」


「………さすがに、目の前にすると、やばいデカさだなあ。」

(げ、今日中ってみんなに言ってしまった!どうしよう。)

ひとまず、ユウは炭鉱石の破片を持ってみた。

すると、思いのほか軽かった。

(ん?なんだ?これ、発泡スチロール並みに軽いぞ?どういうことだ?)



「ねえ、アリス。本当にユウ一人でいいのかなあ。なんか悪いよ。」

「大丈夫よリスタ。これには、カラクリがあるの。ね?シャク。」


「はい。

この炭鉱石は、生命エネルギーに反応して、生命体にとって優位になるような性質があるのです。

つまり、フォースを少しでも扱えるものなら、かなり軽く感じるはずです。

この石自らその生命体へ近づこうとしますから。」

「そ、そうなの?!なら、私たちが持っても……」

「そう!ふわっとやれちゃうの。かなり不自然に見えるでしょ?」

「なるほど…だから、せめて男性のユウなら、フォース使いだとは疑われにくい。そう言うことね?」

「正解!だから、多分すぐ終わると思うよ〜、私たちは、次の作戦でも立てておきましょうね〜」



「あのー。すみません。ここで一番大きなトロッコはありますか?」

「ん?ああ、新入りか。そうだな。トロッコは、あっちに進んで右に行ったところに転がってる。好きなのを使うがいい。」


「ありがとうございます。失礼します。」

「ふむ。礼儀正しい。」

「しゃす!!俺もいいすか?!」

「……好きにしろ。」

「アザス!しゃす!」

(なんだアイツは、やかましいやつだな。しかも変わった見た目をしてるな。我々とも違う。まあ、奴隷は奴隷だ。)


「っしゃー!俺はこいつにするぜー!割とでけえやつだ!ユウ!俺のこのトロッコを………って、ええええ?!」

「ん?どうしたんだいフェビル?」


ユウは、巨大生物が荷物を引くために用意されたトロッコを持って行こうとしていた。


「おいおいおい!それはさすがにギャグだよな?!」


「時間が無いから、俺はさっさと行くよ。」


ズザザザザ!ゴロゴロゴロゴロ!

巨大なトロッコはユウに引っ張られてスイスイと移動していく。


「どええええ!なんだアイツはー!ま、まるで、おとぎ話のナイトじゃねえか!

めっちゃかっけええ!!

よおし!俺も負けてたまるかー!」


フェビルも巨大トロッコに挑んだが、ピクリとも動かない。

「…………………ふっ。俺は、身の丈に合うやつを使うぜ、コツコツとな……そう、俺は努力がなんだ。」


「おーい、置いてくぞー?今日一緒に昼飯だろ?早く午前の済ませて。食べようぜー?」


「おうよ!負けねえぞ、ユウーー!」


(や、やかましいやつだな。ま、なんか、タイガを思い出すな。)



(よし、半分はやっつけたかな。このペースなら、余裕で終わるな。)


「ぜぇ、ぜぇ、なんなんだ。この差は……お、お前、怪力すぎるだろ……」


それを見にきた監視員は、ニヤニヤしている。


(ふん。これは、特殊な鉱石。ごく稀にフォースってのか?あれを使えるやつがいるらしいが、そんなのは稀だと聞く。しかも、フォースは無自覚な奴らが大半だからな。このボウズはきっとそうだ。運が良かったに過ぎないな。)


「ん〜…なんで、フェビルはそんなに苦労してるんだろ。」

(俺の力が上がったとはいえ、重さくらいはわかる。これは、何か特殊な効果が影響してるのか?

あるとすれば……まさか、フォースか?

だが、俺はまだ使いこなせてないぞ?)


ユウは、ニヤニヤしている監視員同士の会話を盗聴することにした。

「ラムコピー。どう?あの監視員」

「はい、大丈夫です。どうぞ。」


「あれはまだネビル星人がやってくる前だったかな、あんときは一人いい奴隷がいたもんだ。

小さな餓鬼だったが、スイスイ鉱石を運ぶんでなあ。

そん時のやつと、同じ感じだぜ。」


「……………やはりそうか。俺の進み具合をみて、もっぱらの噂みたいだな。」


フェビルの方の山と、他の人たちの山を見比べた。

(いくらフェビルが脳筋だからといっても、他の人たちよりははるかに作業は進んでる……と言うことは、フェビルにもフォースの才能があるのかもしれない?)


「おう!ユウ!昼飯にしよう!一緒に食おうぜ!」


(よし、こうなったら、試してみるか。まずは、フェビルがどんなやつか、それからだ。)


第五十八話 完

第五十八話をお読みいただきありがとうございました!

ユウとフェビルのコンビ、なんだか賑やかになりそうな予感ですね。

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