↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Ultimate Wars ー 才能なしの人生だった俺、宇宙の危機に人類の切り札として無双するー  作者: hanaXIII


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
107/114

第百七話 目の前

ジョウ博士の抹殺と技術奪取を狙い、単身ラボ内部へと侵入を果たしたヘマ総帥。

彼が解き放った強力なアンドロイド兵の前にアリスは傷つき、弾切れという最悪の危機に陥ってしまう。

満身創痍で倒れ込み、迫り来る爆発の恐怖と死を覚悟するアリス。

その時、格納庫でモニターを見つめていたリスタが「あるもの」を目にし、通信スピーカー越しにアリスの名を叫ぶ!

残された時間がない中、リスタが起こした起死回生の行動とは何なのか?

そして、ラボ周辺の無人機を撃滅して駆けつけるユウは、果たして仲間たちの危機に間に合うのか――!?

ウイーン……ガシャ、ガシャ……

ロボット兵が徐々に近づいてくる。

ついにアリスの場所まであと数歩に迫った。

「アリスーー!!!」

通信スピーカーがオンになり、フロア内にリスタの声が響く。

!?

グイーン……!

「あ!」

アリスはロボット兵の後ろから、ライフル銃が飛んでくるのが見えた。

(ま、まさか!リスタがフォースで!?)

「ナイス、リスタ!」

パシ!スチャ……

アリスはライフルをキャッチして、ロボット兵へ放つ。

バシューーン!!

ズバン!!

バチバチバチ!!

ロボット兵の右半身を貫いた。

かなりの損傷だが、アリスへの歩みをやめない。

バシューーン!!

ズバン!!

今度は左腕に命中。

しかし、ついにアリスの目の前までやってくる。

「く……ここまでね。ここで爆発されたらもうわたしは耐えられない。」

ピピピピピ……

それは、いかにも爆発寸前の音だった。

「アリス!逃げてーー!!」

リスタは通信スピーカーで泣きながら叫ぶ。

(ごめん、本当にもうダメみたい。後は頼んだよ、ユウ。)

アリスは目を閉じて、下を向いた。

その時。

ダダダダ……ドゴン!!!

目の前で鈍い音がした。

アリスはハッと顔を上げる。

すると、そこには、宙を舞うユウの姿があった。

ユウは、ロボット兵を飛び蹴りして、吹き飛ばしていた。

ギュイーーン……バゴンー!!!

反対側の壁までとてつもない速度で突っ込み、壁にめり込んでいる。

スタン……

ユウは着地して、アリスを抱き抱える。

「ごめんアリス!待たせた!」

ドン!

ユウはマザーからロボット兵が爆発することをきいており、アリスを抱えてすぐにフロアから脱出した。

「り、リスタ、リスタもいるの……」

アリスは意識が朦朧としながら言う。

「大丈夫!格納庫の強度なら全く問題無いってマザーが教えてくれたんだ!」

シュパ!!

フロアから脱出した。その時。

ピピピッ……ドゴーン!!!!

フロア内で大爆発が起こった。

ズザザザザ!

ユウはアリスを抱えて、間一髪で着地。

「ふう……さすがにあれをもらうとまずかったかな。ん?アリス?アリス!」

「大丈夫です。アリスは気を失っているだけです。生命維持装置を起動しているので、問題ありません。」

ユウはフロアに戻り、格納庫のリスタと合流した。そこには、泣きじゃくるリスタがいた。

「ユウ!アリス!」

リスタが駆け寄ってきて抱きついてくる。

アリスをそっと床に寝かせた。

すると、マザーから格納庫内にスピーカーで通信が入る。

「ヘマ総帥が、フォースを使ってジョウ博士のもとへ向かっています。ユウ、早く向かって阻止してください。

アリスとリスタはこの格納庫で保護します。」

「わかった!マザー、たのんだよ!よし、じゃあ、ヘマ総帥を倒しに行ってくるね!」

「ユウ!む、無理はしないでね!」

「大丈夫!アークと会ってから、なんとなくだけど、感覚が変わったんだ。ヘマ総帥には、多分ギリギリ勝てる……そんな気がするんだ。」

そういって、格納庫から出たユウは、マザーの指示でヘマ総帥の元へ向かう。

(やっぱりだ。マザーが指示する方向……俺が感じている感じと一緒だ。)

ダダダダ……

ものすごい速度で走る。

◆

ウイーン……

フロアのドアが開く。

「ほう……ここは、メイン研究室みたいなところか?かなり広いな。

独立したホログラムの数。

凄まじい技術だ。これなら、母上を連れて、銀河の果てまで行けそうだ。

さて……ふ……ジョウ博士はその奥か。感じるぞ?

だが、そこは頑丈なのだろう?

なーに……このライトソードがあれば、こんな壁、時期に破壊できる。」

ブォン……

手元の筒状の持ち手からビーム状のソードが伸びて出てきた。

ヘマ総帥のライトソード、光は赤黒いライトソードだった。

「よし、この壁に突き刺すとするか……むん!」

「待て!!」

「ん??」

ヘマ総帥は振り向いた。

「ほう……もう追いついたのか、なかなか早かったじゃないか。で?これからどうするというのだね?」

ユウはゆっくり歩く。

「ヘマ総帥、もうやめよう。」

「は?ここまできてやめようなどと、なんの事情も知らんガキの意見に、わたしが止まるとでも?」

「なんでここまでする。そんなに一番になりたいのか?支配することが、そんなに楽しいのか?」

ヘマ総帥は、少し笑う。

「浅いな……お前たちには、わたしがそんな浅い理由でここまできたと思ったのか?

まあ、そう見えるだろうなあ。だが、そんな浅い理由ではない。

支配などどうでもいい。

ただ、この技術がわたしには必要なのだ。」

「………………もう、やめよう、ヘマ総帥。」

「まだ戯言を……ん!?なんだその顔は……わたしを憐れむのか?……そうか……お前、フォースに精通しているのか?

わたしの心を少し察したのか……」

「わからない……ただ、なんとなくだ。戦いも、被害も、無駄だと思ったんだ。」

「だが、もう私は止められん。私の願いを叶えられるのは、この方法しかないからだ!

邪魔するなら、ここでお前を消す!」

ドドドド……

ヘマ総帥はユウへ走ってきた。

(く、くそう!やっぱり戦うのか!俺は、この人と戦いたくない!!)

第百七話 完

第百七話をお読みいただき、本当にありがとうございました!

リスタの念動力(フォース)によるライフル投擲、そして間一髪で飛び込みアリスを救い出したユウ!手に汗握る大迫力の救出劇でしたね!

しかし、メイン研究室で追い詰めたヘマ総帥の口から語られたのは、単なる征服欲ではなく「母上を連れて銀河の果てまで行きたい」という哀しき執念と目的……。

フォースを通じて相手の心の痛みを感じ取り、戦いを躊躇するユウ。それでも己の願いのために赤黒いライトソードを構えて襲いかかるヘマ総帥!

対話の余地なき宿命の直接対決、勝利を手にするのはどちらなのか――!?

怒濤の展開が待つ第百八話も、どうぞご期待ください!

ユウとヘマ総帥の決戦の行方が気になる方は、ぜひブックマーク登録や評価、感想コメントをいただけますと大変励みになります!

皆様からいただく温かい応援が、今後の執筆の大きな力となっております。

また、現在参加中のコンテストへの大切な応援投票も、引き続きどうぞよろしくお願いいたします!

さらに、 hanaXIII のもう一つの代表作である**『Another Life 〜現実が詰んだので、フルダイブVRで人生やり直します〜』(N0377LN)**も大好評連載中です!

現実で行き詰まった主人公が、フルダイブVRの世界で人生の一発逆転に挑む爽快な冒険ファンタジーとなっております。『Ultimate Wars』とあわせて、こちらの作品もぜひ並行してお楽しみくださいね!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。