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第35話 最後の戦い、その始まりと――――
「《オリジン・ブレード》」
ダンテさんがそう呟いたのと同時―――虚空から『白い剣』が現れた。
彼はそれを右手に握ると―――
「『排除』―――開始」
その切先を―――僕へと向ける……!
「っ…………!」
ゴクリと喉を鳴らした僕は―――『覚悟』と共に唱える!!
「《バニシング・ウェ―――」
―――ヒュッ………
「――――――え?」
ダンテさんの姿が消え――――――
―――ドパァッッ…………!
僕の胸から―――
大量の血が、噴き出した――――
「ご………はっ………!?」
訳の分からぬまま白い地面へと倒れ込む僕の目の端に―――
剣を振り抜いた姿勢のダンテさんの姿が映った―――
彼は―――目にも止まらぬ速さで僕の傍を通り過ぎて―――
すれ違いざまに―――僕を斬った―――
急速に遠のいていく意識の中で―――かろうじてそれだけを理解する―――
そして僕は―――
―――ドッ………!
この白い空間の中に『赤』をまき散らしながら―――
力なく、倒れ込んだ―――
『フィル―――』




