魔族の王女 誕生 3
「あ、忘れていたわ」
私はあれから即座に転生したのだ。
背中には立派な羽根。
髪は前世のリリア・エルドス・エスターと同じ金糸で長い髪。
肌も白磁で瞳は青。
けれど羽は真っ黒で……しかも片翼の6枚羽。
でも。
でも。
私はふふふと笑った。
「構わないわ!」
そう、夫と不倫相手に裏切られて処刑されたリリア・エルドス・エスターは悪役令嬢……じゃなくて、悪役魔王の娘に転生してやったのだ。
「そうよ、アレックスにエリス……見てなさい!! 目にもの見せてやるわ!!」
これ以上はない悪役魔王の娘になってやる!!
「どうせ汚名を着せられて王を殺そうとしてあっさり処刑されたおバカな王妃ってなっているんですもの、今さら悪役魔王の娘と言われたところで構わないわ!」
極悪人と言われようと。
悪魔と言われようと。
あの二人。
不倫をした挙句に私を殺したあの二人に私は復讐する。
報復してやる。
私はそのために立ち上がったのだ。
「先ずは何よりも破壊魔法ね!! おっしゃぁ!!」
私の心は真っ黒に染まりきって、復讐と報復のための手段となる破壊魔法取得のために心が燃えさかった。
二人をぶっ倒す力。
魔王の娘なのだから破壊魔法の取得に私は一直線に突っ走ていったのだ。




