復讐の旗揚げ 7
不味い! こんなところで暗黒計画がバレては元も子もない!
「え? そんなこと……」
「我々もいまこのことでエルドスには報復を考えている! 我々を殺そうとしたくらいだ。妹の身も……エルドスに報復をする! お二人は強そうだ!! これこそ天の助け!! 我らが命を助けてくれた黒き翼の聖女よ! 我らを騙し殺そうとしたエルドスのアレックスとエリスへの報復に力を貸してもらいたい!!」
それに兵士たちも雄叫びを上げた。
マランの王も深く頭を下げた。
「どうぞ、黒き聖女よ。ぜひに」
誰? 黒き聖女って誰??
あれ? え? 私、魔王の娘ですけどー……しかも皆様のお国のマラン国をまず手始めに滅ぼしてやろうととんでもないことを思っていましたけど!? 何か方向性が違う気がするわ。
一体何がどう間違えたのかしら??
「でもまあ、滅ぼすよりは籠絡の方がいいかもしれないわね。一人でも勝てるけど……彼らも襲われた恨みは晴らしたいわよね! よし!」
「……行き成り方向転換ですか、リリア様」
「旅は道づれ世は世ねvv」
「情けと入れないところが……一応、自覚はあるんですね」
「うるっさい」
私は青い風が流れる砂漠の中をマラン国の王一団と共に西へと向かった。




