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雨のち、英雄  作者: 水瀬 美空
第4章 旅のはじまり
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38/42

第37話 1日目

前話読んでくれた方ありがとうございます‼️

今回も読んでくれるとうれしいです!!

リヴィアが「……分かった、私も行くよ」と言った瞬間、ヴィンセントは「本当に!? 明日の朝、ここの宿に来てくれる?」と、まるで犬が尻尾を振っているかのように大喜びした。そんな彼を見て、リヴィアは少しだけ笑った。

次の日の朝、コンコンコンと3回ノックする音が聞こえた。

「はーい」

ドアを開けると、そこに立っていたのはリヴィアだった。

ヴィンセントとヘルトが「おはよう!」と出迎えると、リヴィアは「おはよう……他の子たちは?」と辺りを見回す。「もうすぐ来るんじゃないかな」とヴィンセントが答えたその時、「ヴィンセントーー!!」という明るい声が響いた。

ドアの向こうには、アヤナとアスナの姿があった。

「リヴィアちゃんも来てくれるんだね!」とアヤナが弾んだ声を上げ、アスナも「おはよう」と挨拶を交わす。

ヴィンセントは「おはよー! みんなちょっと聞いてほしいんだけど、見ての通り、この旅にリヴィアも付いてきてくれることになったんだ。えっと、リヴィアは……」と、彼女が旅に同行する理由を勝手に話していいものかと悩んでいると、リヴィアが自ら口を開いた。

「私も、昔助けてもらった人を探しに行こうと思って、付いていくことにしたんだ」

「そうなんだ!! これからよろしくね! リヴィアって呼んでもいい?」

アヤナが目を輝かせると、リヴィアは「大丈夫だよ」と頷いた。

「ていうか、みんな呼び捨てのほうが呼びやすいし、それでいいよねー?」

アヤナの提案に、他のみんなも賛成した。

その後、ヴィンセントが「みんな、もうすぐ出るけど準備はいい?」と聞くと、「大丈夫だよー!」と元気な返事が返ってきたため、一行は出発することにした。

「そう言えば、このあとどこに行くか決まってるのー?」とアヤナが尋ねる。

「それなんだけど、本の街『アルカイム』に行こうと思うんだよね」とヴィンセントが答えた。「そこならリヴィアの村について載っている本があるかもしれないし、僕も師匠のことを調べたいから」

その言葉に、双子は「了解です!」と声を揃えた。

街を出ようとしたところでサマンサが待っていてくれて、「頑張れよー!」と応援してくれた。みんなで「またねー!」と再会を約束し、街を後にした。



その後、街を出てアルカイムに向かったがなんとなくの方向しか分からず、いろんな人に聞きながら進んでいった。

そうして、教えてもらった方向へ進んでいると、魔獣が出た。この旅に出てからはじめての魔獣だった。でも、そんなに強敵でもなさそうだったのでヴィンセントが雨天の魔法を使って、すんなり倒せた。

「今回は強い魔獣じゃなかったけど、いつどんな魔獣が出るか分からないからパーティー編成を決めておかないといけないね」とアスナが言うと、「今日の夜考えよ!」とアヤナが言った。その後もアルカイムに向かって歩き進め、あっという間に夜になった。さっきの人が言うにはここらへんに村があるはずなんだけどな………とヴィンセントが周りを見渡すと、「あれじゃない?」とヘルトが言い、みんなで村に向かって宿を借りた。よし、じゃあパーティー編成を決めようか。とヴィンセントが言うと、ヘルトと私は前衛で、残りは後衛でいいんじゃないかな……とアヤナが言った。「まぁーそれが無難だよね。」とアスナが言う。その後、一旦これでいって、試行錯誤しながらやっていこ。という結論に至った。じゃあ、女子はもう寝るからーとアヤナがリヴィアの手を引っ張って部屋に入り、ドアを閉めた。こうして旅初日は終わった。

読んでくれてありがとうございます!!

次の投稿は来週の火曜日の22時に投稿します‼️

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