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⒄『批評雑考』
⒄『批評雑考』
㈠
風が光を連れて、舞い散って行く時、或る確証は空中の批評となって、風に捲かれてしまう訳である。自然の驚異と言った、不可思議な風景矛盾、また、自己と自己の同一性に置いても、訳の分からない、と言うよりは、訳が分かってしまうくらいの、雑考の位置定位である。
㈡
真っ暗な夕闇に、憂鬱を感じても、虚しいだけだと、誰が言うだろう。難しさだって、反意を抱くことから、何かが始まることの精神矛盾についても、我々はやはり、批評雑考は、舞い散る中で、何とか形を留めて、目くらましに会った様に、雑考になる。
㈢
すると、最早、雑考の不確か性は、逆説的には、親しみやすいものとして、君臨するであろう。誰も、否定しない場所からの、感覚的範疇で、音像は快挙を以ってしても、逆立するのである。我々の眼中には、未来が見えている、少し光った場所に、一縷の望みを、託すであろう。




