4話 アテルイとモレちゃん(4)
とりあえず登場人物が一気に増えたから話についていけないおれはちょっと誰が誰だか聞いてみた。
江刺(現奥州市)の伊佐西古
和賀(現北上市)の諸絞
気仙(現気仙沼市)の八十嶋
稗貫(現花巻市)の乙代
この辺は蝦夷の中でも有力族長らしい。
朝廷側でもこの四人は恐らく把握しているとの事だ。
一人千人将クラスの武将とでも思っておこう。
この四人で蝦夷四天王ということにしようかな。
他にも有力族長はいるらしく
志和(現紫波郡)の阿奴志己というのもいるがちょっと距離的に遠いとのこと。
じゃあ五人で五虎将軍かな三国志みたいでかっこいいし。
阿弖流為は胆沢(現奥州市)、母礼は黒石(現奥州市)
この二人も良く考えたら有力族長にこれからなっていくんだよな。
七人いると何になるんだ…
七人の侍、七人衆、北斗七星
まぁここまでは岩手県組だけど宮城県だと伊治(現栗原市)の呰麻呂や桃生(現石巻市)の宇屈波宇もいれてやると九人か中途半端だな。
これにおれをいれて十人にすれば真田十勇士みたいになるな。うん丁度いい。
まぁそれはいいとして、モレに動員できる兵力を聞いてみるとそれぞれの集落から五十人程度ならすぐ出せるらしい。兵力五百…少なっ!
ちょっと無理すれば百人、これから訓練していけば二百~三百の兵を動員できるとのこと。それでも三千程度か。
確かスマホで調べたときは五千~一万くらいの兵力を動員できてたはずだけど、もしかしたら朝廷側の資料だから多く見せているのかも知れないな。
少ない兵力を倒すのに五万も十万も動員したなんて後世に残せないし。
そういえば蝦夷と朝廷との戦いについて調べてみてもほとんど資料が残っていない事を思い出した。
最終的にアテルイとモレちゃんが投降して終わるところはネットにも書いてあるんだけど、実際の戦いで最初は蝦夷軍が勝ってて田村麻呂登場以降朝廷側が勝ったとしか書いてないんだけど本当なんだろうか。
おれは何とか勝てるまでもいけなくとも引き分けに持ち込んで平和な東北にしてあげたいなと思った。




