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未解決

結衣はピーマンの使い道を考える。。

卵に浸したシーチキンの肉詰めなんか良いかなぁ

あの子シーチキンすぐ買ってくるし。。。

結衣は廻子さんへ思う様に話せた事でリラックスしている。

私も楽天的だなと思う。まだ異様な状況は変わらないのだ。

ばあちゃんは何を想い私にこの内容を伝えたのだろう。

考えても仕方ない事を考えられないのは九瑠璃と違う所だ。

九瑠璃なら突き進むだろう。全てを考えていない様で精通する。。そんなセンスは私には無い。

九瑠璃は私の事を羨ましそうにみることもあるが、私だって九瑠璃みたいになりたい時がある。

シーチキンばっかりじゃ無くて細かくエンドウとかも切って混ぜようかな。

不自然に料理の事を考える。。

何も問題が起きないと良いのだけれど。。。

ふと不安感が戻るが払拭する様に本屋に向かった。

こういう時は何か知らないものに触れるのが良い。

九瑠璃にもいい加減自分でルーティンを作って欲しいものだ。

お婆ちゃんや私の言う事ばかりでは自己完結できていない分解決できないだろう。

それを今回のことで九瑠璃に思ったのだけれど、コレを言われてなおせばそれもまた不完全なのだ。

いつかの彼女が思い至るまで静かに寄り添おう。

何かを明らかに与える事もせずに、、、

本を読んで一人の読者としてその世界に浸りそんな考えも薄れてきたところで、九瑠璃からメッセージがきた。

惣菜を買うらしい。

ピーマンの野菜の量を増やそうと思いつつ、返信し静かにまた本を読む。

この時間は私の中では大事なのだ。

きっと今彼女は笑顔だろう。

そう居てくれるのが今の不安感を駆り立てない一番の理由だ。

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