緊張感
九瑠璃はいつも通りというか、最近のルーティン廻子さんの職場の近くの喫茶店に来ていた。
九瑠璃に目を向ける黒川と若菜もしっかりと着席。
陽川はガードレールにもたれ掛かり酒を飲んでいる様だ。
廻子はその誰にも気づかれることなく、窓から陽川を確認して、結城帝都に電話をかける。
「今日も上手くいかなかったの?」
廻子は結城に悪態をつく。
「明日にはなんとかなるんじゃない?陽川ももう限界だろう」
「悪い方に出ないと良いけれどねー」
「不満そうだな」
「私も暇じゃ無いのよー。あんまり意識してられないわ」
「廻子の出身大学の子も来ているみたいだね。一年生だけど知り合い?」
「知らないわ。一年生かぁ。。私とは被って無いのになにかしたのかしら?」
「法学部みたいだよ」
「あら。まるっきり後輩じゃないの」
「廻子のファンかもな」
「学祭でも見に来てたのかなぁ?」
「ニ才女コンビは有名だったからなぁ」
「その子今日も来てそうなの?」
「来てるみたいだよ。警察も勘繰ってるねー」
「私は何時ごろ此処を出たら良い訳?」
「昨日、一昨日とは時間は変えて欲しいかなぁ」
「分かった。じゃあ後数分で出るね」
「はいよー。くれぐれも気をつけてな。」
「分かってる。帝都は今どこでみてるの?」
「みてはいないよ。チャットで連絡もらってるだけ。俺はまだ仕事だよ」
「それにしては早く電話に出たじゃない」
「まぁタイミングが合っただけだよ」
「あーそー。。てか今日ご飯を食べる約束してたよね」
「そうだっけ?カップ麺で良ければいつでも作れるよ」
大真面目そうな声で返す結城
「カップ麺じゃないでしょ」
息を吐く廻子
「悪い。悪い。今日は事務処理手伝ってたら穴がみえちゃってね。また埋め合わせするよ」
「それを言う為に早く電話に出たんでしょ?まぁ良いわ。頑張ってね」




