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アイドール

九瑠璃は午前の授業を終えて食堂に来ていた。

今日はラーメンにしよう。独り言が漏れる。

「九瑠璃は今日も忙しそうね。」鞍馬盾子が後ろに立って話しかける。

「びっくりした!!」

「相変わらず声大きいなぁ」

「やばいかな?」

「また九瑠璃ちゃんかって皆んな思ってると思うよ」

「それは私だけ特別な感じ?なんか嬉しいな」

「間違いなく長君はそう言ってくれるだろうね。

私もラーメンにしようかな。席一緒して良い?」

「長君?一緒に食べるけど急いでるから先に席立つと思うよ」

「へーきへーき」

「じゃあよろしく」

二人席に座りラーメンを待つ。

「九瑠璃が最近思い詰めていそうだなって噂になってるよ。才田さんの事かな?」

「うん。まぁそんな感じ。やっぱり私わかりやすいよね」

「良い事だと思うよ。心配を受け止めるのもアンタの魅力だと思うし」

「ありがとう」

「まぁでもあんまりにも期間が長くなってるから長君を含め皆んな不安になってる」

「私の事で不安になるんだね」

「アイドルみたいなものだからね」

意地悪に笑う鞍馬。

「そんな大層なモノにはなれないよ」

「自覚なくて良いのよ。ただ誰かに頼る選択肢も作って置かないと、一人じゃ危ういわよ。九瑠璃も女の子なんだから」

「結衣にも同じこと言われた気がする」

「そっか。それでもこんな感じかぁ、、まぁまずは好きにして。ダメだったら頼るのよ」

ラーメンができた様で渡されたアラームが二人同時に鳴る。

「ラーメンたべよ!!」

「はいはい。」

ラーメンを啜る二人。。

勢いよく食べ切る九瑠璃は鞍馬の予定通り九瑠璃が先に立ち。

その足は食堂から出て神田神社へ向かう。

ちょっとは話しかけろよと思ったがこれもまた彼女の可愛さである。

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