期限切れ医薬品を捨てたくない薮
この前とんでもなく古いものだと発覚したキシロカインゼリーだが、排気医薬品として処理する予定だったものを薮はこっそり自分の診察室にある机の引き出しに押し込んでいた。箱を処分するとチューブには使用期限が書かれていないため使ってもバレないと思ったのだろう。
しかし突っ込ませていただくと、チューブの裏にある発売元の名前がアストラジャパン株式会社となっているのである。調べてみればわかると思うが、アストラジャパンは2000年にゼネカと合併して現在はアストラゼネカとなっているのである。2000年には存在しない会社名がついている段階でその薬がいかに古いものであるかバレバレなのである。
これは後で看護師さんに聞いた話なのだが、数年前には患者さんから欲しいと頼まれてこのキシロカインゼリーを売ったこともあるらしい。これって薬事法違反では?アンプルをこっそり患者さんへ手渡ししたりと薮は医者ならなんでもできると勘違いしているようだ。
ちなみに問題のキシロカインゼリーは危ないのでちゃんとハサミで切断して廃棄しておきましたので以後使われることはないのでご安心ください。
まぁ、お怒りの薮は私にむかって怒りを爆発させましたが……。「死ねっ!!!」とか言ってましたね。彼にとっては病院の備品に損害を与えた人間みたいです。
そして尿閉を起こしていた患者さんですが、血液検査の結果が処置の翌日には返ってきました。PSAの数値は驚きの20オーバーで、前立腺肥大ではなく前立腺ガンの可能性がかなり高い?
その検査結果はもちろん薮に提出されますが、薮は何も言うことなく事務へと検査結果をカルテに貼って返却してきました。この検査結果を知っているにもかかわらず患者さんがなかなか検査結果を受け取りに来なかった場合どうなるでしょうか?
そうでなくても心配なので薮にそのことを伝えると、「この数値だと前立腺だね」とかいって大変だと白々しいことを言っていた。6日にその患者さんが来ているんだから7日には検査結果が出ているのである。本当に大変だと思っていたのなら9日の昼まで放置していたのはなぜ?東京慈恵会医科大学付属病院で肺がんの疑いを放置していたニュースがこの前あったばかりなのによくそんなに無神経でいられるものだ。
今日も薮は発売5周年の抗凝固薬の勉強会に行くのだが、その前に介護認定審査委員会へ参加する。
勉強会は薮曰く高速使えば30分ちょっとで付くらしい県庁所在地の旅館で19:00~21:00。介護の方は18:30からである。介護の方は自分の車で移動だから審査にかかる時間に加えて移動時間もかかる。そこからタクシーにて移動なわけだからどれだけ勉強会を聞く気があるのかわかったものではない。ちなみにこの情報は診察室のカレンダーに薮の汚い字で書き込まれていることなので誰でも見ることができる。
薮はガンかもしれない患者さんに対して精密検査をするための病院を紹介することなどを考えているのだろうか?事務の方には紹介状などがあるかは一切問い合わせがないので、そんなことまでは考えが及んでいない可能性が非常に高い。大変だというなら患者さんが検査結果を取りに来たらどうするかくらい考えて欲しいものだ。まぁ、最初に見てもらった病院でも前立腺がんを疑ってもいない状態なのだとしたらこの地区の個人病院のレベルがどれだけ低いのかということになって怖いのだが。




