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逆流性食道炎

 薮のところに来た患者さんで胃薬が欲しいという人がいた。その人は最近健康診断を受けたらしく、胃カメラで胃潰瘍が確認されたとのことだった。その為、以前に胃薬を出してもらった薮医院にきたということだった。


 薮はカルテを見ながら一言

「逆流性食道炎のネキシウムですね。今回から維持療法に変えて30日分出しておきます。」


 どうも以前の病名では逆流性食道炎としていた模様。

薮は胃薬を何も考えずに長期処方したい、かつ胃潰瘍の禁忌を考慮しなくていいようにPPIを処方する患者さんの殆どに逆流性食道炎維持療法という病名をつけて何も考えず長期処方している。

本来、こういった薬を長期処方する場合、医者がきちんと患者さんの様子を見なければならないだろうが薮は全く気にすることはない。万が一胃がんだったりしても気がつくことはないだろう。


 食の欧米化やピロリ菌の除去などによって年々逆流性食道炎の患者さんは増加していると言われているが、増加数の一部には逆流性食道炎維持療法をつけることによって投与制限を回避するためだけにその病名が使われているケースがあることを実感できる。薮医院でネキシウムを使っている患者さんのうち逆流性食道炎維持療法の割合を出してみたらおそらく異常な数値になっていることだろう。


 こういったものも、院内処方をしている個人病院ではチェックする人がいないため世の中に明るみに出ることはない。ロキソニン使用者の腰痛率も同じである。患者さんは頭痛と言っていてもカルテには腰痛である。若い世代にも適用されるため、薮医院には腰痛持ちの患者さんがかなり大量に存在していることになる。


 以前にも書いたがとにかく少しでも大量に薬を出そうとする薮医院ではロキソニンを上限いっぱい出している人が多い。そのためか胃を悪くする人も結構いて、その結果逆流性食道炎維持療法でのネキシウムの出しっぱなしにつながるのである。


 万が一を確認するのがいしゃの仕事だろうが薮はそんなことをしない。以前も言ったことがあるが、これだったら医者の仕事の大部分は自動販売機で十分代用可能になってしまうのである。

医者が必要と言うためにも、薮みたいな医者が出ない世の中になることが重要ではないかと思う。


 今日の薮の行動で一番恐ろしいと思ったところは、タムスロシンの高齢者用量をすっかり忘れてあっさり増量しようとしたところである。0.2mgまで増量しても効果がない場合はそれ以上増量したらダメなことをすっかり忘れていたのである。


 2015年問題、2025年問題と言われるように、ベビーブーム世代がすでに65歳以上になっている現在高齢者用量は非常に気にして欲しいものだ。薮医院のある地域だって子供御輿などが中止になるくらい高齢者が多くなっているのである。薮医院に通っている患者さんも多くが65歳以上なのだから無視はできないはずなのに、あっという間に忘れてしまう頭をどうにかしてくれないものか。これだから痴呆が始まっているか心配されるのである。最近増えた漢字の間違いは“錠”という漢字が“壊”になっているものである。壊れているのは薮の頭だけで十分である。

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