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ネットの知識は使い方が重要

 甲状腺機能低下症の患者さんでこの前までどんどん体重が増えていた人がいた。

今はひとまず体重増加が落ち着いているのだが先日病院にやってくると、副腎皮質ホルモン剤を出して欲しいと言い出した。


 彼女の主張によるとネットで調べてたらそれで調子が良くなったというものを見つけたということだ。

そのまま薮に対応させていると使い方も詳しくないのに処方されてしまいそうだったため、奥さんに報告して止めてもらった。

もともとコントロールがうまくいっているとは言い難い患者さんなので、いい機会だし専門医のところで一度詳しく調べてもらって、その上で必要な分量の副腎皮質ホルモン剤を処方してもらったらいいと。そして症状が安定したら薮医院に戻してもらって必要な薬を処方することならできると伝えていた。


 今はネットでかなりのことを検索できる時代である。わたしもここで添付文書などを調べてもっと自分の飲んでいる薬に関して知ったほうがいいと発言したりもしている。

しかし、薮みたいなろくに努力もしない無能な医者にそういったものをぶつけても意味はないと思う。

副腎皮質ホルモン剤はきちんと使用したらとても有用な薬である反面、適当に使うと思わぬ副作用の出る薬でもある。

甲状腺機能低下症に関して一生懸命勉強して、勉強会でも質問してきて治療法を詳しく知ろうとしているお医者さんなら使いこなす可能かもしれないが、安易に使うと最悪副腎機能に問題が起こりかねない。


 もともとこの患者さんは自分の判断で薬を調整する傾向のある患者さんである。まぁ、薮が自分のことが一番わかってるだろうから適当に調節してね。とか言ってしまうダメ医者なところにも原因があるのだが。ステロイドの使い方に問題があって生じた症状でも、ひょっとしたら甲状腺の方の問題だと判断して使い続けてしまう可能性だってある。

そして、間違いなく薮はそんな状況になっても気がつきもせずに薬を処方し続けるだろうということが一番の問題である。


 正直、自分の症状が大変だと思っているのだったら、忙しいからとか言ってないできちんとした設備とスタッフのいる病院できちんと診断して欲しい。

今は年末なので忙しいのは分かるのだが、数ヶ月前から専門医への受診は勧めているし、紹介状も書くと言っているのだから。どう考えてもこんな小さな診療所では手に終える状態ではないと思う。

自分の思う通りに動いてくれる薮のような医者がいい医者とは限らないのだから。

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