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副作用のない薬はない

先週は事務の人が一人、突然めまいでまともに歩けないくらいフラフラになった。


薮を慌てて呼びにいくと、特になにもしようとしない。

見かねた奥さんがその人に話を聞き、胃薬を飲んだことが原因の可能性が高いとなった。

薬を外に出すための点滴を行うと、最終的には大丈夫だった模様で午後には職場に復帰できていた。

途中口の周囲に麻痺が起こり、それがだんだんと広がっていく様子が本当に怖かったそうだ。


薮は胃の調子がおかしいという人がいると、院内にある胃薬をなるべく全種類だそうとする。

そのため、ネキシウムにストロカイン、レバミピド。時にはマックターゼも出ることがある。

しかもそれらの薬をまとめて一気に30日で出そうとするし、ネキシウム以外は毎食で出されることになる。はっきり言って胃薬で胃を悪くしそうな勢いだ。


体も細く、以前薮がいつもの風邪薬を出した結果、抗ヒスタミン剤の飲みすぎでフラフラになった彼女にのます量ではない。

彼女自身も怖かったらしく、もう胃薬はなるべく飲まないといっていた。


ところが今日、患者さんが待合室で何人も待っている状況で薮が怒鳴り出すと再び同じ症状が起こったのである。

今回は薬も飲んでおらず、患者さんが心配するほどの怒りようだった藪の言動がストレスも関係していることがわかったのである。


薮が一番ストレスに感じているのはカルテに一般名で薬を書き込まないといけないことだ。

DO処方は可能なのだが、それを許してしまうと薮自身が何を出しているか忘れてしまうという事情と、今回倒れたベテラン事務員さん以外、薮が何を出しているか分からないことがあるという問題点があるためいちいち書く事することが決められたのだ。


薮自身もほかの医者に聞いたのか、こんなふうに(一般名を)書く必要はないのにむちゃくちゃを言われていると怒鳴るように患者さんに説明していた。

だが薮は自分の都合の良いところしか聴いていないし、理解するつもりもないのだろう。

患者さんの症状などをまともに書くつもりのない薮には興味がないかもしれないが、各種保険点数を請求するためにはカルテに書かなければならないことがたくさんあるのだ。

DO処方を守りたいなら、もっとほかのカルテの書き方を守れと言いたくなるのであった。

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