閑話 奏が乗務する機体
多分皆さん興味ない内容です。
787について奏個人的主観勝手につらつら書いてます。
少しでも気になったら、少し読んでもらえると嬉しいです。
パイロットによっては、数種類の機体に常務することができる人がいる。機種によって多少違いはあるものの、大まかな操作手順やスイッチの配置は変わらないのですぐ乗り換えが可能なのだ。
ちなみに2種類の機体に乗れる大きなメリットに、パイロットのスケジュールの融通の利きやすさというのがある。
奏が資格上乗務できる機体はボーイング787とボーイング777という機体である。この点で図らずも奏はとても助かっている。操縦桿が軽く奏でも扱いやすいからである。
飛行機の操縦桿には、大きく分けて二種類ある。
一つに、車と同じように操縦桿が物理的に操作翼に繋がっているものがある。端的に言えば操縦桿が重い。機体制御に必要な細かい操作も増え、腕が良くないと狙った航路を保つことさえ難しい。
もう一つは、ラジコンのコントローラーのように操作したら電気信号を介して操作翼を動かすものだ。
B777とB787は共に後者のフライバイワイヤと呼ばれるものを採用していて、ゲームセンターのハンドルと同じように軽い力で操縦桿を動かし、機体を制御することができる。
要するに操縦する人間ががっしりした男でなくても、非力すぎる人でなければ誰でも操縦できる時代になったのだ。
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「B787は皆さんすぐに見分けられます。エンジンの後ろがギザギザしてて双発機であれば、それが787です」
「設計が大きく変化したため、機内の気圧や湿度をより高く保つことができるので、耳が痛くなる人、乾燥が苦手な人は、この機体が使われている路線、航空会社を選ぶと少し快適に過ごせるかもしれません。また音もだいぶ静かです」
「私から見た787の印象ですか? 色々他に比べたら楽で快適な飛行機だと思います。主翼とエンジンが優秀で重くてもすぐ高高度まで行けますし、燃費いいし、速いし、主翼がカーボン複合材で熱伝導性が低いから燃料凍結の心配性も低いし...。あと操縦桿が握りやすい」
「悪いところ?んー。B777は冬に誘導路走ってる時ブレーキ冷えてるとなかなか止まらなくて少し焦るとかかな。B787は...楽だけど操縦してるっていう面白みは少ないですね」
「他に質問有れば答えますよ?まあでも“普通”の人はこんなの興味ないですよね」
以上、有馬奏でした。
何これ?




