表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
カルア・マセの魔法使い  作者: ヱアト
新しい暮らし
3/5

薫、戸惑う

 そして翌日、薫が起きてみると、そこは見知らぬ部屋だった。

 おかしい。俺の部屋は和室だ。畳六畳だ。けして、決して畳二十疊もする洋室ではない。断じて。


「また夢遊病かな・・・。」


 いや、家にこんな立派な部屋はない。


「誘拐?」


 いや、俺をさらったところでメリットはない。|(なんせ家は貧乏だ)


「夢か・・・。」


 一縷の望みをかけて頬をつねってみる。


「痛い。」


 夢じゃなかった。仕方ない、どうにかして帰ろう。

 しかし、部屋から出ようとしても扉に鍵がかかっているようで、開かない。何度かガチャガチャとノブを回してみるが、あかぬものはあかぬ。


「くっそ、一体何だってんだ・・・。」


 薫のイライラがさらに積もっていく。

 暇なので部屋の中を散策し始めた。散策と言っても所詮十疊されど十疊。家具といえば一人がけの椅子が二つと、小さなテーブル。ソファに薫の背丈|(160cm)ほどの本棚|(空だ)シングルベッドが一つだけだ。

 また、壁に埋め込まれる形で鏡と収納スペースがあった。


「おいおい、冗談じゃねぇぞ!」


 ふとのぞき込んだ鏡には黒髪をポニーテールにまとめ、メガネをかけた薫ではなく、茶の肩につくかつかない程度のショートヘアで、メガネも消えていた。

 自分の顔をぺたぺたと触りまくってみるが、どう触っても自分の顔。

 薫は訳も分からず、ベッドに座り直す他なかった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ