第69話 生徒会からの依頼再び
隼人が生徒会に再び呼び出された。
生徒会長の長門さんは料理教室を開催してくれたことと、料理コンクールで賞をもらったことを褒めてくれた。
「しかし実績が2つだけじゃあね。そこでまたもや君たちに依頼をしたいんだ」
僕は嫌な予感がした。
「この時期だと受験でみんな必死になっている。そこで生徒会では受験生に夜食を提案しようと思ってね。君たちに受験生の夜食を考えて欲しいんだよ」
なるほどとは思った。
「もちろん拒否権はないからね。以上だ」
つまり内容は丸投げってことだよねと隼人は思った。
僕は生徒会室を後にして部室に向かった。
「また生徒会長によびだされたんだって?なんの悪さをしたの?」と美明
「盗撮とかはよくないです」と静羽
「まさか女子生徒の身体測定の資料を盗んだとか」と遊理香
「ちが~う」僕は生徒会室であったことを話した。
「夜食ねえ」と美明
僕は「消化がいいもの・手軽に食べられるもの・簡単で栄養があるもの・DHAが豊富なもの・“勝つ”にかかっている縁起のいい食べ物。このあたりじゃないか」と言った
「そうですね、この中の何を重視するかですね」と静羽
「いくつか混ぜたらどう?」と遊理香
4人は悩んだ。
美明は「ここまできたら縁起だ」と言うし
静羽は「体調管理から消化のいいおかゆを」と言う
遊理香は「栄養と手軽さでカロ〇ーメイトサンドイッチ」とかと言う。
「みんなバラバラか」と僕は言う。
1回それぞれ作ってみようかということになったが、カツを作るのが面倒くさいということになって、おかゆかサンドイッチになった。
結局静羽と遊理香を比べて料理なら静羽が正しいという謎の説得力により、おかゆに決まった。
受験生は消化力も落ちるから、最終的に吸収効率が高いのはおかゆだからね。
更に鮭を入れてDHAおかゆということに。
生徒会長の長門さんに試作を渡すと「うん。これで決定だ」とお墨付きをもらった。
部室にもどると美明が試作品を全部食べてしまっていた。
「だってこれ食べると頭良くなるんでしょ。テスト近いじゃん」
その夜、おかゆを食べすぎてお腹が張り、勉強どころではなかった。




