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第55話 スパリゾートその3

昼を少し過ぎた頃、5階にあるレストランへ向かった。


ここではタオルと館内着を貸し出してくれた。


席に着くとメニューを見てさっそく注文。


僕がとんかつ定食、美明がからあげ定食、静羽がミニネギトロ丼、遊理香が洋風ハンバーグ定食だ。


みんなドリンクバーも付けて、飲み物を取りに行った。


食べている時に「この後どうするの?」と僕が聞くと


「さっきは屋内だったでしょ?次は屋外だよ」と美明


それはそうと、遊理香が言っていた「あとでね」という言葉が気になる。


美明はなにも無いような口ぶりだが。


まさか遊理香が僕を連れ出すのか。


そして大胆な水着で、2人きりで入浴……なのか。


そんなことを考えていると「隼人さんなんかいやらしい顔」と静羽が言う。


「えっ?屋外楽しみだって思ってただけだよ」と僕が言う。


しかし静羽は納得していないようだ。


食事休憩をした後は屋外へ。


向かうはウォータースライダー。


2種類あり、光の輪をくぐり抜けるのと、360度旋回しながら滑り降りるのがある。


せっかくなので両方滑った。


どっちもあっと言う間だったが楽しかった。


外はとても気持ちいい。


その後、少し歩いて展望露天風呂へ。


箱根の山々を見渡しながら入るお風呂はとても贅沢な気分だった。


その後美明に「サウナがあったけど、そこへ行くの?」と僕が聞くと


「次はちょっと歩くよ」と言いながらニヤリとする。


一旦入り口に戻りロッカーから荷物を取り出した。


その後しばらく歩き、美明が受付に入っていき、何やらやり取りをしている。


そして渡されたバッグを持ちながら、またしばらく歩く。


すると、家のような建物が並ぶ一角の一棟に入っていく。


ドアの表示を「使用中」にして、鍵を開けて中へ。


まさか、これは!


部屋に入ると露天風呂が見える。


シャワーもあり、すぐ左を見ると脱衣所らしくロッカーが。


あとは床にテーブルが。


貸切風呂!


「本日のメインのお風呂だよ」と美明が言う


「隼人みんなで一緒に入るよ」と遊理香


僕はやばい顔をしていたのだろう。


静羽だけは「隼人さんいやらしい」と言った。


「まずは隼人君。そこのトイレに入ってて。着替えるから」と美明


「えっ一緒に……」と僕が言おうとしたら


「あっ?」と美明に言われた


仕方なくトイレにこもることになった。


「もういいよ」と美明が言うのでトイレから出ると、3人はバスタオルを巻いただけに。


僕はこの場で死ぬのかな……


そんなことを思ったのであった。


「僕もタオル1枚になった方がいい?」と聞くと


「私たちこの下は水着だよ」と美明


がっかりした僕に静羽が「当たり前です。着てるに決まってるじゃないですか」と冷めた目で言う。


「でもね。みんなビキニだよ」と遊理香


僕は再びテンションが上がり3人を見る。


「なにジロジロ見てるの変態」と美明


「そうです破廉恥です」と静羽


「あとでタオル取っちゃおうかな」と遊理香


僕のテンションは上がったり下がったりの繰り返しだ。


3人はお風呂にまだ入らず話し合いをしている。


しばらくすると話がまとまったようだ。


すると3人がバスタオルを取りビキニに。


そしてシャワーで体を洗う。


つまりお風呂に入る前に体を洗うか話し合ってたみたいだ。


美明が赤。


静羽が白。


遊理香が茶のビキニだ。


僕が3人を見ると


「見るな、ど変態」と美明


そうは言っても目が向いてしまうんです。


僕は男なので。


そして静羽のビキニだけは何故かいけないものを見てる感じがする。


3人が体を洗うと温泉へ。


僕も急いで体を洗い温泉に入る。


3人がなにか話している。


しかし僕は頭になにも入ってこない。


目線が泳ぐ。


見たい。


見ては怒られるの繰り返しだ。


その後3人はバスタオルを巻き、テーブルに座り置いてあったお菓子を食べ、また話している。


僕はようやく周りを見た。


露天風呂の外には砂利が敷き詰められ、竹などで外から見えないようにしかし上は開放している作りだと分かった。


風情があっていいな。


こうして夢のような時間が終わった。


この後は帰ることに。

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