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第54話 スパリゾートその2

バス停から目的地へ向かい、建物の中に入る。


大手コンビニをはじめ、たくさんのお店がある。


お土産屋さんにフードコート。


ちらりと見た後は4階のフロントへ向かう。


事前に買っていたチケットを出し、リストバンドに交換してもらい中に入る。


ここで男女別れて水着に着替えることに。


僕は興奮と緊張を感じながら水着に着替えた。


そして荷物を無料のロッカーへ。


ロッカーが自動化されていてすごい。


さて待ち合わせ場所にやってきた。


辺りをキョロキョロ見回す。


落ち着かない。


話し声が聞こえるのでそちらを向いた。


3人がやって来た。


そして僕の期待は一気に失望へと変わった。


3人はビキニとかではなく、セパレート水着と呼ばれるものだった。


上は半袖で、どこか体操服みたいだと思った。


僕はあからさまにがっかりしたのだろう。


美明が「なに期待してんのよ」


静羽も「隼人さん。いやらしい水着は着ませんよ」


そう言って歩き出す。


しかし遊理香が寄って来て耳元で「あ・と・で・ね」


僕は一気にテンションが上がった。


まずは神々のエーゲ海と呼ばれる場所に来た。


ここは地中海をモチーフにした大型スパだそうだ。


4人でのんびりと湯に浸かる……


泳いでいる人もいる。


美明がジャグジーの場所に行く。


泡が気持ちいいとのこと。


みんなでかわるがわるジャグジーに入る。


ジャグジー気持ちいい。


次にやって来たのはワイン風呂。


赤ワイン色のお風呂だ。


全長3.6メートルのワインボトルのオブジェからお湯が注がれている。


本物のワインも入れられているとか。


「これ飲んでいいの?」と美明


「ダメに決まってるでしょ。いろいろと」と僕が言う。


「ちぇケチ」と美明


「そういう問題ではないです」と僕が言う。


「赤いお風呂っていいね」と美明はテンションが上がりっぱなし。


静羽と遊理香は静かに浸かっている。


くそう、赤くて2人の水着姿がよく見えない。


「ワイン風呂って美肌効果があるんですって」と他の女性客が会話をしている。


3人が肩までしっかり浸かりだした。


次にやってきたのは酒風呂。


こちらも本物の日本酒が入れられているとか。


「これは飲んでいいの?」と美明がまた聞く。


「ダメに決まってるでしょ。いろいろと」と僕が同じことを言う。


次にやってきたのはコーヒー風呂。


「これはアルコールじゃないから飲んでもいいの?」と美明


「衛生的にダメでしょ」と僕が真面目に返す。


「でもさ、私たち3人が浸かっているのなら隼人君飲みたくない」と美明が言う。


僕は考え込んだ。


3人が浸かったコーヒーなら……ありだな。


3人から冷たい視線が。


「隼人はど変態っと!」遊理香が言う。


「何も言っていないだろ」と僕が言うが顔に出てしまったのか。


すると、係の人がやってきて、樽からコーヒー投入のパフォーマンス。


僕が「ひゃっほう!」と言うと、桶で頭からコーヒーをかけてもらった。


3人が若干引いてる気がするが気にしない。


ちなみに疲労回復とリラックス効果があるらしい。


次は緑茶風呂にやってきた。


丸い緑色のお風呂だ。


4人で一緒に入る。


僕と美明の肩がぶつかった。


お互い「あっ」と発して勢いよく離れる。


すると僕は静羽とぶつかった。


「ごめん」と僕が謝る。


「気をつけて下さいね」と静羽が言いながら、ちょっと離れて別方向を見る。


2人ともごめんよおと思ったが、こればかりは仕方がないね。


「緑茶の香りが落ち着きますね」と静羽


「そうだね」と僕が相槌をうった。


他よりちょっとだけ浸かる時間が長くなった。


次はドクターフィッシュ足湯へ。


ここは有料だ。


部屋に入ると、スタッフの指示が始まった。


・足洗槽で軽く足を洗う


・タオルを敷いて合図があってから足を入れる


・足以外は入れてはダメで水着も入れてはダメ


・腕を入れないようにして下さい


・足に傷があったら入れてはダメ


「では5分間ありますので楽しんで下さい。よーいスタート」とスタッフが言う。


4人は一斉に足を入れた。


めっちゃ魚がやってくる。


足の角質を食べて、綺麗にしてくれるのだが……


とにかく、くすぐったいというかこそばゆい。


3人も僕と同じような感じなんだろう。


色々と耐えているといった感じだ。


次に屋内最後の流れるプールへ。


しかし混んできたので早々と退散。


この後は食事だ。

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