第52話 結果とテスト明けに
旅行・料理部の4人が職員室に呼ばれた。
美明と静羽と遊理香は僕が何かしたと思っているようだ。
罪を償いなさいとか、相手に誠意を持って謝れなどと言ってくる。
僕は何もしていない。
はず……。
職員室に着くと先生から、料理コンクールの結果が届いたと言われた。
そしてアイデア賞をもらったと告げられた。
賞状を見せられる。
そこには4人の名前が。
美明と静羽と遊理香が抱き合って喜んだ。
すぐに職員室なので注意されたが、僕も混ざりたかったと思った。
この大会は上位5作に、直接賞状などを貰えるのだ。
アイデア賞は5作貰えるが、上位5作の次に位置している。
もう少しで上位5作だったのだ。
でも欲張っちゃいけないね。
これで部活動の実績も得た。
生徒会にはもう何も言わせないぞ。
賞状を貰って帰ろうとすると、美明と僕が別の先生に呼び止められた。
この調子で次のテストも頑張れと言われた。
なんか一気に現実に戻された気分だ。
その後はテスト勉強期間に入るため、部活動は一時休止となった。
休止最後の日に美明が「テスト明けにどこか行かない?」と言う
静羽も遊理香も賛同しどこに行くかを話している。
「温泉なんてどう?」と美明
「いっそスパリゾートとかは」と遊理香
「どうせなら泊まりにしちゃう?」と美明
「いいねえ。そうしよう。静羽は大丈夫?」と遊理香
「はい。大丈夫です。スパリゾートって水着なんですか?」と静羽
「どっちもだね。てかどっちのスパリゾートに行く?」と美明
「どっちっていうと?」静羽
「福島と箱根のどっちか」と美明
「悩むねえ」と遊理香
「体験とか出来る方と、いろんなお風呂がある方」と美明
その後、3人はスマホで検索しながら、わいわいと比較して楽しんでいる。
あのう、僕も仲間に入れてくれませんかね。
「ねえねえ貸し切り風呂もあるみたいだよ。4人で入っちゃう?」と美明
「なにそれえろ~い」と遊理香
「破廉恥です」と静羽
僕は3人の入浴を想像してしまい、一旦部室から出て落ち着くように心がけた。
危ない危ない。
落ち着いたところで中を覗くと3人でまだ盛り上がっている。
テスト明けが楽しみだ。
超楽しみだ。
尚テストは、テスト勉強に集中できず、イマイチな結果だった。




