第4話 遊理香
次の日の放課後まず職員室に行くと、
先生が部活やるなら、空き教室を使っていいことと、調理実習室も使っていいと言ってくれた。
文化部扱いで自由度が高いみたいだ。
教室に戻り美明と静羽にその事を話す。
2人は喜んで部室になる空き教室に行こうとした。
そこへ、女の子が入って来て3人の前に来る。
「ここって旅行・料理部?」
「そうだよ」と僕が答える
その女の子が僕をジッと見てくる。
「部員は3人だけ?」
「今のところはね」
「じゃあ4人になるわけだ」
「入ってくれるの?」
「私は遊理香」
「僕は隼人」
「それでさ、隼人は彼女いるの?」
美明と静羽がこっちを見る。
「いないよ」
「そうなんだ。私もフリー」と遊理香
「ちょっとあなた」と美明
「なに?」
「なんなのいきなり」と美明
「だって、気になるじゃない」と遊理香
まただって○○じゃないを使った。
この人もアネモネかも知れないのか。
そして遊理香を見ると、美人かわいいという感じだ。
「まあ2人とも」と僕が間に入りなだめる。
「それで、ちゃんとした部活なの?」遊理香
「もちろん。入るってことでいい?」
「隼人が言うなら入るよ」
美明が遊理香を見る。
遊理香も美明を見る。
「あなたかわいいわね」と美明に対して遊理香が言う。
この唐突な発言に、美明が動揺する。
今度は静羽を見て「あなたもかわいい」
静羽は顔が赤くなる。
「なるほど、手強いね」と遊理香
「じゃあ部室に行こうか」と3人に言う
新しく部室となる部屋は、机と椅子がいくつかあった。
みんな適当に座り、僕が話し出す。
まず部長だけど……
「隼人君」「隼人さん」「隼人」
「わかった。僕がやるよ。次は今後の方針だけど」
「旅行以外は任せる」「料理以外はお願いします」「任せた」
「では……料理は作りたいのある?」
「イタリアン」「チーズ料理」「ラーメン」
遊理香からラーメンが出た。
静羽に続いてだ。
美明もイタリアンって言っているのが気になる。
「どうやって決めようか?」
「3人バラバラなんで隼人君が決めて」と美明
「では作るのはピザ!」
「ピザって生地から」と美明
「もちろん」
「難しいのでは」と静羽
「いや。それが簡単だよ。ただ発酵させるので、何もしないで待つ時間が長いけどね」
「マルゲリータにしよう」と遊理香
「いいねえ。決定だね。そうだみんな苦手な食べ物とかある?」
3人ともとくにないと。
さっそく明日から本格始動だ。
帰りに材料買って行こうっと。




