第3話 静羽
翌日、教室で美明と話しながら部員が来ないかと待つことにした。
美明はとても明るい子だ。
なんかこっちも元気が出る。
美明がアネモネなら楽しくなりそうだ。
そうこうしてると、女の子が教室に入ってきて、2人を見る。
「あの、旅行・料理部の関係者ですか?」
「そうだよ」と僕は答えた。
「私、静羽って言います。話を聞きに来たのですが」
「僕は隼人。こちらは美明さん」
「旅行好きですか、料理好きですか」と静羽さんに聞くと
「料理好きです。この学校料理の部活がここしかないので」
「静羽さんは旅行には興味ない?」と美明
「そんなことはないですけど」
「んじゃ決まりだね」と美明
「いえ。活動内容を知ってからでないと」
「旅行は月に2、3度ぐらい、行けたらといいかなっと。近場中心にね。だから普段は料理だね」
「静羽さんは料理何が得意なの?」と美明
「一通り出来ます。ラーメンも自作のスープとか作っちゃいます」
以前アネモネはラーメンは手作りスープをしたりすると言っていた。
ということは静羽さんがアネモネ。
静羽さんをよく見て見る。
背が小さくてかわいい。
美明とは違ったタイプのかわいさだ。
「あの……私の顔になにか?」
「いえ。なんでもない」と僕は動揺を隠しながら言う
確信が欲しい。
そこで美明さんに聞いたように質問してみた。
「九州だったら何処行きたい?」
「九州?九州なら福岡ですね。モツ鍋や辛子明太子がいいですね」
あれ?鹿児島じゃない。
静羽さんも違うのか。
でもラーメンスープは自作と言うし……
「それで、どうなの?」と美明が聞く
「はい。入部します」
すると美明が、がっくりしたように見えた。
あれ?部員増えたのになんでだ?
それはともかく
「ありがとう」と僕は言った
「こちらこそよろしくお願いします」
アネモネはどっちなんだろう。
美明か静羽か。
とりあえずは美明と静羽の為に
旅行と料理の準備を考えなくちゃと思った。
あれ?女の子2人と旅行?
ちょっとだけ興奮してしまった。




