表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

PR
39/79

第39話 依頼

部長である僕は呼び出され、文化祭に向けた説明を受けた。


各部活は積極的に参加して欲しいとの要請だ。


僕は部室に戻りその話をした。


しかし、どうするかで悩むことになった。


旅行・料理部。


旅行は展示できるようなものがないし、料理は4人で作って接客は無理だからだ。


せいぜい事前に作った物を販売する程度であろう。


それ以上の意見は出ず、その日は解散した。


翌日、クラスメイトである優太が話しかけてきた。


「旅行・料理部って文化祭なにやるの?」


「まだ決まっていない」


「だったらさあ、うちら演劇部に協力してくれないかな?」


「演劇部に?」


「演劇部は今、女性が1人しかいないんだ。旅行・料理部って3人いるだろ、しかもみんなかわいい。是非出てくれないか。部長に言って主役級の役を用意するから」


「僕だけの判断では決められないよ。みんなに聞かないと」


「脚本担当が張り切って、2つの台本を作ったんだ。1つは十二人の怒れる男たち。もう1つがシンデレラ」


「女性1人なのにシンデレラ?」


「女装させようとしてたらしいんだ」


「それでいいじゃん」


「嫌だよ。十二人の怒れる男たちはいいんだけど、シンデレラの方聞いてみてくれないか」


放課後、3人に先ほどの話をした。


「演劇ねえ」とあまり乗り気でない遊理香。


「私もちょっと」と静羽


「王子は誰がやるの?」と美明


「どうやら僕らしいんだ」


すると3人が見つめ合った。


「どうやって決める?」と美明


「うらみっこなしだからね」と遊理香


「負けませんよ」と静羽


「みんなどうしたの?」


「シンデレラってシンデレラ以外の役何があるの?」と美明


「シンデレラ以外だと継母&義姉ですね」と静羽


「まあ普通にいったら私がシンデレラでしょ」と遊理香


「こればっかりは譲らないよ」と美明


そんな話をしていると、コスプレ部の衣吹さんがやってきた。


「ちょっといいかな。旅行・料理部って文化祭どうするんだ?」


「まだ決まっていませんが、演劇部から出演要請がきています」と僕が言った。


「決定したのか?」


「いえ、まだ」


「ではコスプレ部と共同でお店をやらないか?コスプレ喫茶だ」


僕は3人を見た。


みんな首を横に振った。


「コスプレはちょっと」


「いやいやコスプレするのは私達だけだ。君達には裏でお菓子とか飲み物を作って欲しい」


衣吹さんが言うには、コスプレだけでは許可が下りなかったそうだ。


そこでコスプレ喫茶なら良いと言われたが、ほとんどが料理をできない。


そこで僕らの部活にお願いしに来たというわけだ。。


「よって私達は接客。旅行・料理部が作る。どうだろう」


3人を見ると、それぞれ考え込んでいるようだった。


「まだ時間はたくさんあるので、少し考えさせてください」と僕は言った。


旅行・料理部に2つの依頼がきた。


さて、どうするべきか。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ