第38話 新学期
2学期が始まった。
新学期早々放課後みんなで集まって今日の予定を決める。
「今日はどうしよっか」と美明。
「久しぶりに料理を作らない?」と遊理香
「隼人さん何作ります?」と静羽
僕は「オムライスが食べたいな」と言った。
「じゃあオムライスに決定ね」と美明がみんなを見て言う。
さっそく材料を買い出しに行ったのだが。
作る段階になって静羽が「ちょっと失礼します」と言って部屋を出ていった。
少し経つと静羽はメイド服を着て戻ってきた。
「静羽どうしたの?」と遊理香が聞く。
「オムライスなのでメイドさんかなあと(隼人君が元気になるなら)」
僕はメイド姿の静羽から目が離せなかった。
清楚でかわいく、そして静羽には珍しい短めのスカートに。
「隼人君」「隼人」
美明と遊理香が僕を非難するように言う。
静羽が「あんまりジロジロ見ないで下さい」と言う。
「いや、その」と僕はしどろもどろになった。
美明と遊理香はしまったと思った。
こんなに食いつくなら自分が着ればよかったと。
そして調理を開始した。
まずはご飯を炊く。
炊き上がったらケチャップと塩コショウで味付けをし、卵をフライパンに流し込む。
静羽が前にかがむとスカートが上がる。
僕は目が離せなかった。
「隼人君」「隼人」
2人が文句を言う。
そして4人のオムライスは出来上がった……のか。
静羽のオムライスは完璧だ。
ケチャップでハートマークも描かれている。
美明のは卵が切れ切れで中のケチャップライスが見えている。
「味は一緒」と美明
遊理香のは卵が一部膨らんでから破れたようになっている。
「食べれば美味しいから」と美明と同じようなことを言う。
僕は半分に切ると割れて半熟がとろりとかぶさる高等テクニックをやろうとして失敗。
半分に切っても割れただけでトロトロではない。
3人意気消沈しながら食べることに。
見た目はともかく、味は美味しかった。
僕は静羽を見た。
最後の希望を込めて。
つまり、あーんとふーふーだ。
しかし静羽はニコッとするだけ。
「隼人君何を期待しているのかな?」と笑いながら怒る美明。
「いやそういうわけじゃ」
「罰としてみんなの皿洗いと片付けね」とこちらもややお怒り気味の遊理香。
僕は皿洗いをし始めた。
3人は小声で僕が元に戻って嬉しいと言っている。
聞こえないふりをしながら、片付けを始めた。
みんなありがとう。




