第34話 静羽の資格
岐阜旅行から数日経ったある日、静羽は資料をじっくり見ていた。
C.E.Aチーズ検定。
チーズエキスパート協会が主催している検定の資料だ。
静羽はこの資格に挑もうとしている。
チーズの歴史、乳製品の成分と栄養、チーズの造り方、ナチュラルチーズの分類、世界のチーズ。
昨日、120分のオンライン講習を受けた。
先生によるポイントの解説だ。
そして検定試験は40分だ。
全部で72問。
4択問題が中心。
資料を何度も見て、例題を解いている。
大丈夫。
今までの知識と、今回の資料をじっくり見たので、いけるはず。
試験はオンラインで行われる。
試験時間になった。
手の平が汗ばむ。
問題が出る。
問題1 モッツァレラ・ディ・ブーファラ・カンパーナの主原料として正しいのはどれでしょう?
A牛の乳 B水牛の乳 C山羊の乳 D羊の乳
これはわかる。
Bの水牛の乳だ。
問題2 ペコリーノ・ロマーノのペコリーノとはどのような意味でしょう?
A伝統的な B混ぜるための C湿気をともなう D羊の乳で作った
これもわかる。
答えはDだ。
問題3 青カビチーズの傑作として知られるロックフォールの原料乳として正しいものはどれでしょう?
A牛乳 B水牛乳 C羊乳 D山羊乳
あれ、なんだったっけ。
一瞬頭が真っ白になる。
残り時間のカウントダウンが始まる。
こうなったら勘で。
それじゃあダメ。
冷静に冷静に。
こうして、72問・40分にわたる試験が終わった。
後は結果を待つだけだ。
手応えはある。
大丈夫大丈夫。
後日結果が出た。
合格だ。
Fellow of Cheese のバッジと称号が。
やったあ!
私、チーズの資格取りました。
みんなにもっとチーズを提供できるよ。




