第33話 美明の1人旅
岐阜旅行から数日経ったある日の朝、美明は小さいリュックを担ぎ玄関へ。
そしてドアを勢いよく開け、駅へ向かった。
いくつか電車を乗り換え、目指す場所は埼玉県の行田。
9時過ぎに出発して、昼前に到着。
駅に着くと、大きく息を吸った。
そして、バスに乗り最初の目的地へ向かう。
まずは忍城だ。
忍城は復元されたものだ。
中に入ると郷土博物館。
歴史展示などを見て回る。
その後は上に行き外を見る。
眺めが良い。
そして昼食を求めて2分ほど歩く。
ゼリーフライの有名店に向かった。
ゼリーフライは、おからとじゃがいも、ねぎなどをよく混ぜたものをそのまま素揚げにした料理だ。
小判型をしていて、銭フライが訛ったものといわれている。
2個で200円ちょっとという安さも魅力。
もう1つ有名なフライも注文。
フライとは、小麦粉を水で溶き、ねぎ、肉、卵などの具を入れて焼いたもの。
卵入りを注文したけど、でかい!
「食べきれそう?」とお店の人が声をかけてくれた。
「大丈夫です。私かなり食べますから」
そう言って、もちもちした食感のフライとふわふわしたゼリーフライをペロリと食べた。
ゼリーフライのソースが美味しい。
「ごちそうさまです」と言い店の外へ出る
続いてバスに乗り古代蓮の里へ移動。
ここで見るのは2か所。
公園と行田タワー。
行田市の天然記念物に指定されている、行田蓮(古代蓮)が咲き誇っている。
薄いピンク色がとても綺麗。
その後は公園内にある行田タワーへ。
エレベーターに乗り最上階へ。
そこから外を見ると田んぼに絵が。
田んぼアートである。
そこには好きなアニメの巨大アート。
思わず感嘆の声が出る。
これはすごい。
一見の価値ありだ。
またもやバスに乗り次は個人的に本日のメイン、さきたま古墳群だ。
さきたま古墳公園に着く。
9基の大型古墳がある。
見た目はただの丘にしか見えないが……
いくつかの古墳を見る。
なんとなく……すごい……のかな。
稲荷山古墳に着いた。
ここは登れるのだ。
登れる古墳は2つだけ。
方形部分から登り、やや下ってまた登り円形部分へ。
その後下りて丸墓山古墳へ。
丸墓山古墳は直径105m高さ17mの円墳としては日本最大級の大きさとのこと。
さっそく登って……途中休憩……登って……休憩……ようやく墳頂に。
周囲が一望出来る。
素晴らしい眺めだ。
そして先ほど登った稲荷山古墳が見える。
丸墓山古墳の方が高いのでやや上から見る形に。
確かに前方後円墳だ。
私はさっきあそこを登ったんだ。
そしてまわりの古墳たちを見て感動が込み上げてきた。
来て良かった。
帰りの電車に乗り家に向かう。
今度はみんなで、あるいは隼人と2人で来たいな。
やっぱり旅は良いものだ。




