第29話 岐阜旅行その3
痛みで目が覚める。
時計を見ると6時だ。
正直寝れないと思っていたので、この時間まで寝れたのなら十分だ。
椅子に移動してぼーっとする。
つい3人の寝顔を見てしまった。
罪悪感を感じて目を逸らした。
少し経ってから静羽が目を覚ます。
僕の顔をジッと見て「寝れました?」と聞いてくる
僕は「もちろん」と答えた。
じゃあなんでもう起きてるのか聞かれたらどうしようと思ったけど、静羽は追及してこなかった。
その後、美明、遊理香と目を覚ます。
朝はバイキングだ。
4人でレストランに向かう。
レストランを見て驚いた。
ご飯や味噌汁はもちろんあるのだが、ご飯の供がかなり充実。
おかずも卵焼きや、スクランブルエッグにウインナーなどは分かる。
から揚げ、ポテトに鯖や鮭や温泉卵にサラダも分かる。
地元料理の、鶏ちゃん、漬物ステーキに朴葉みそってのが嬉しい。
パンも種類が多く温められる。
デザートも豊富だし、飲み物も種類が多い。
実はこれ1000円なのだ。
神かよと思った。
僕と美明と遊理香はプレートに山盛りだ。
静羽は基本小食なので、クロワッサンと紅茶だけだ。
それだけで大丈夫かと思ったが、追加でチーズケーキは山盛りにして持って来た。
美明と遊理香が食べながら「やばい太る」と言っている。
僕も帰ったらジョギングでもしなきゃと、飛騨ヨーグルトを食べながら思った。
食後は部屋に戻りホテルを出る。
次の目的地まで高速バスで移動することになった。
今回、隣の席は静羽だ。
静羽が小声で「もし眠かったら寝ちゃって下さい。着いたら起こしますよ」と言ってくれた。
「大丈夫だよ。ありがとう」と言ったが出発して5分後にはもう寝た。
肩を揺すられ目を覚ます。
時計を見ると50分経っている。
バスは目的地である世界遺産、白川郷に着いた。
まずは荻町城跡展望台に向かう。
ここから白川郷をみる景色は有名だ。
徒歩20分で着くとのことだが…
「ちょっと休憩」
やはり美明がバテている。
美明さんいきなりですか。
「はぁはぁ。だっての・ぼり・がきつい・んだ・もん」
仕方がないので少し休む。
滞在時間とかあるんですけどね…
そしてなんとか展望台へ。
展望台からみる景色は素晴らしい。
4人はまるでタイムスリップでもしたような錯覚を覚えた。
下った後は白川郷合掌造り集落へ。
間近でみると歴史を感じる。
そのまま白川八幡神社へ向かう。
ここはその界隈では有名なところ。
僕はこの神社を見て回り感傷に浸る。
そして合掌造りのなかで1番有名と言われる和田家に。
重要文化財に指定されてるとのこと。
江戸時代に建てられてから300年以上も経っているとか。
そして近くの神田家も見学。
こうして、不思議な空間を体験した4人はバスターミナルに戻ることに。
途中の、であい橋でも記念撮影をした。
ここで昼食を考えていたのだけれど、ちょうどバスが出るので急いで乗り、高山に戻ることに。
行きは寝てたので、帰りは景色を楽しもうと。
しかしトンネルが続いていた。
それだけ、白川郷は険しいところにあるのだなと、帰り道で痛感した。
高山に着くと昨日に続き昼食を。
飛騨牛の『牛多子焼』というお店に。
名前の牛多子焼はタコの代わりに飛騨牛が入っているのだ。
大きい皮も美味い。
あっという間に完食。
続いては子鯛焼。
小さい鯛焼きを5個か15個かで選ぶ。
もちろん鯛焼きの中身を選んで。
僕と美明と遊理香は別の味を5種類で頼んだ。
ただ1人静羽は5個全部チーズにしている。
まあわかってましたが。
1口か2口で食べられるけど、甘い生地で美味しかった。
続いては五平餅とみだらしだんごのお店に。
みたらしだんごをみだらしというみたい。
だんごが甘くない。
生醤油だけで味付けされてるとのこと。
安いし美味い。
逆に五平餅は胡麻味で甘く美味しい。
いいバランスだと思った。
食べ歩いた後は駅に向かう。
そして次の目的地である下呂温泉に向かったのである。




