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第23話 プール

テストが終わった。


手応えはまずまずといったところか。


それよりも開放感がすごい。


これで遊びまくれるぞ。


明日のテスト明けの休みに、みんなでプールに行くことになっている。


夏休み前だし、そこまで混んでないはずだ。


楽しみだ。


いや、めちゃくちゃ楽しみだ。


なにより3人の水着が見れる。


僕は早くも興奮状態だ。



翌日、駅で待ち合わせて、電車で目的地へと向かった。


電車の中、みんないつもよりテンションが高い。


目的地に着くと、プール専用入場エリアへ。


そこから中に入ると、3人とは別れてそれぞれ更衣室へ向かった。


待ち合わせ場所に着くと、僕はソワソワし始めた。


そして3人がやってきた。


美明は赤のホルターネックのビキニ。


静羽は白のフリルのワンピース。


遊理香は茶系のビキニ。


ああ、神様僕は幸せです。


なんとか顔に出すのを我慢して、当たり(さわ)りのない話を。


すると「女の子の水着姿見て感想ないの?」と美明が言う。


僕は改めて3人をジッと見る。


「見すぎ、変態」と美明


どうすりゃいいのさ。


「みんな似合ってるよ」


「え~それだけ?」と遊理香


これ以上は口に出せない。


思ったことを言うとフルボッコになるだろう。


そしてみんなで楽しむことに。


最初は流れるプールに入り、その後は波のプールへ。


水をかけ合ったりしてなんだか楽しい。


最初あまり喋らなかった静羽も笑顔がこぼれてきた。


ちょっと嬉しい。


「隼人、あれやろうよ」と遊理香が指さす方向にはいくつかのスライダーが。


最初はスラロームスライダー。


ゆっくりだが気持ちがいい。


その後は直線スライダー。


スピード感がたまらない。


遊理香と美明もすべっている。


静羽だけはプールの端で3人を見ていた。


僕は静羽に近づくと「静羽はやらないの?」


「私は見てるだけでいい」


「もしよかったら、あれに乗らない?」と僕は高いところにあるゴムボートを指さす。


「あれですか?」


すると美明と遊理香もやってきて


「まさか隼人君に変な事された?」と静羽に言う美明


「そうではないですが、あれに乗らないかって」とゴムボートを指す静羽。


「あれ4人乗りなんだって」と僕が補足する


「いいねえ」と遊理香


「それで静羽はどう?」と僕が聞く


「みんなが乗るのなら」


こうして4人で高い場所に行き、ゴムボートに乗った。


ゴムボートに乗って、回転しながら滑り落ちていく。


ゴムボートを掴んでなきゃいけないので両手を上げられないが、気分は最高だった。


その後は一旦食事。


プールサイドで食べるラーメンや焼きそばは美味しかった。


食べ終わるとまたプールへ。


4人で思い思いに楽しんだ。


シャワーを浴びて着替え終わると「ねえあれに乗ろう」と美明が隣にある遊園地の観覧車を指す。


観覧車に乗って景色を見る。


時刻は夕方。


空が赤くなりかけて綺麗だ。


観覧車の中では、誰も話さず、ただ景色に見入っていた。


15分のゆったりした時間は終わった。


こうして、楽しい1日は終わった。



1学期も残りわずか。


もうすぐ夏休み。


夏休みはみんなと泊まりで岐阜に行く。


他にもいくつか出かける予定だ。


1学期の最終日。


僕は部室に必要なものを取りに行き、教室に戻ってきた。


帰ろうとすると、机の中に何かがあった。


手紙だ。


それはパソコンで打たれていた。


ファルコンへ。


えっ?


僕はびっくりして緊張した手で封を開ける。


学校生活楽しそうで何より アネモネ

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