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第109話 扉の声、ありがとうを練習する

 翌朝、相談室の机の上には、いつもより多くの紙が並んでいた。


 相談票ではない。


 用例集である。


 表紙には、ノエルの小さな字でこう書かれていた。


 ――ありがとう使用例・初級。


 俺はそれを見た瞬間、少しだけ嫌な予感がした。


「ノエル」


「何?」


「これ、いつ作ったんですか」


「昨日の休息後」


「休息後なら問題ない……のか?」


「問題ない」


 ノエルは即答した。


 リリアが隣から用例集をめくり、少し困ったように微笑んだ。


「内容は、とても丁寧です。ただ、少しだけ……硬いですね」


「硬い?」


「はい。たとえば、この例です」


 リリアが読み上げる。


「『資料を受領しました。ありがとう』」


 セリカさんが壁際で吹き出した。


「硬っ」


「実用的」


 ノエルは真顔で言う。


「いや、実用的だけど、扉の声に最初に教えるありがとうとしては固すぎるでしょ」


「じゃあ、セリカの例」


 ノエルが別紙を出す。


 そこには、セリカさんが昨日、雑に書いたらしい例があった。


 ――水、助かった。ありがとう。


「悪くないですね」


 俺が言うと、セリカさんは少し得意げに鼻を鳴らした。


「でしょ。ありがとうなんて、それくらいでいいのよ」


 ユリアナ先輩が資料を確認しながら言う。


「ただし、相談相手によっては砕けすぎる可能性があります。扉の声は、言葉をかなり文字通りに受け取ります。用例には、場面説明を添えた方がよいでしょう」


「場面説明?」


「はい。たとえば、『水を渡してもらった時』などです」


 リリアが頷く。


「ありがとうは、何かを受け取ったときに“届きました”と伝える言葉ですから、受け取ったものを確認できる例がよさそうです」


「では、用例集は三分類ですね」


 ユリアナ先輩がすぐにまとめる。


 一、物を受け取った時。

 二、言葉を受け取った時。

 三、待ってもらった時。


 ノエルが記録板に写す。


「初級用例。物、言葉、待機」


「待機って言い方がまた硬い」


 セリカさんが突っ込む。


「待ってもらった時、でいいじゃない」


「分かった。待ってもらった時」


 ノエルは素直に書き換えた。


 アイリスは窓際で、静かに用例集を眺めていた。


「ありがとうを練習する、というのは……少し不思議ですね」


「アイリスはありがとうを練習したことありますか?」


 俺が聞くと、彼女は少し考えた。


「言葉としてはあります。でも、本当に受け取って言うありがとうは、慣れていなかったと思います」


「怖かった?」


「怖いというより、落ち着きませんでした。ありがとうと言うと、相手との距離が少し近くなる気がして」


 リリアが優しく言う。


「それも、大事な感覚ですね」


「はい。だから、扉の声がぎこちなくなるのは分かります」


 通信水晶からミュレアの声がした。


『ありがとうなど、妾にとっては容易いぞ』


「本当ですか?」


『当然じゃ。菓子を捧げられたら、妾は寛大にも“ありがとう、次も頼む”と言ってやる』


 リリアが即座に首を横に振った。


「悪い例です」


『なぜじゃ! 感謝しておるではないか!』


「ありがとうの後に要求をつなげています」


『む……』


 ユリアナ先輩が真面目に記録した。


「悪い例として使えますね」


『待て。妾を教材にするでない』


 ノエルがすでに書いている。


 悪い例:ありがとう。だから次も差し出せ。


 セリカさんが笑いをこらえながら言う。


「いい教材じゃない」


『よくない! 妾の威厳が失われる!』


「もともと甘味の前では失われています」


 リリアが穏やかに言う。


『白き娘、微笑みながら刺すでない!』


 相談室に笑いが起きる。


 けれど、今日の笑いは軽いだけではない。


 ありがとうを練習する。


 それは少し滑稽でもあり、少し切実でもあった。


 扉の声は、昨日の最後に書いた。


 ――届いた。

 ――ありがとう。


 その言葉は、まだぎこちなかった。


 でも確かに、届いたことを伝える言葉として使われ始めていた。


 今日は、その続きだ。


     ◇


 受付箱が光ったのは、午前の鐘が鳴った直後だった。


 箱の中には、保護印「扉」の相談票。


 呼称不可。

 記録上のみ使用可。


 相談内容欄には、短い文が浮かんでいた。


 ――ありがとうを、使う。

 ――間違えれば、壊れるか。


 リリアが小さく息を吸った。


「間違えることも怖いのですね」


 セリカさんが腕を組む。


「言葉を間違えたら終わり、って思ってるのかも」


 ユリアナ先輩が静かに頷いた。


「最初に、間違えても相談は壊れないと伝えましょう」


 俺はペンを取った。


 ――ありがとうを練習できます。

 ――間違えても、相談は壊れません。

 ――違う意味になった時は、一緒に直せます。

 ――今日は、練習として扱います。


 紙が光る。


 返答は早かった。


 ――練習。


 もう一行。


 ――練習なら、失敗ではない。


 ノエルがすぐに記録した。


「練習=失敗固定回避。有効」


 セリカさんが言う。


「いいわね、練習。失敗じゃなくて練習」


 リリアも頷いた。


「はい。今日は練習です」


 紙に新しい文字が浮かぶ。


 ――ありがとう。

 ――だから、命令を待つ。


 相談室が静かになった。


 ノエルが小さく言う。


「間違い例、一つ目」


 リリアは慌てず、優しくペンを取った。


 ――ありがとうは、命令を待つ合図ではありません。

 ――何かを受け取ったことを伝える言葉です。

 ――ありがとうと言った後、命令を待たなくても構いません。


 紙が光る。


 返答。


 ――ありがとう。

 ――命令を待たない。


 セリカさんが頷く。


「うん。まず一つ」


 だが、すぐに次が来た。


 ――ありがとう。

 ――借りを記録せよ。


 ユリアナ先輩の眉が少し動いた。


「これも予想通りですね」


「借りに戻りましたね」


 俺が言うと、ユリアナ先輩がペンを取った。


 ――ありがとうは、借りを記録せよという命令ではありません。

 ――借りを作るための言葉でもありません。

 ――受け取ったことを相手に伝える言葉です。

 ――必要なら記録に残すことはありますが、相手を縛るためではありません。


 紙が光る。


 沈黙。


 ――記録は、縛るものではない。


 ユリアナ先輩は、少しだけ表情を和らげた。


「はい。記録は、続きから話せるように残すものです」


 紙がまた光る。


 ――ありがとう。

 ――続きから話せるように、届いたと記録する。


 ノエルが頷いた。


「かなり良い」


 セリカさんが言う。


「ちょっと硬いけどね」


「扉らしい」


 アイリスが静かに言った。


「硬くても、意味が合っていれば大丈夫です」


 その通りだった。


 人間らしい自然な言い方になるのは、まだ先でいい。


 今は、意味を間違えず使えることが大事だ。


     ◇


 次の相談票の文字は、少しだけ妙だった。


 ――ありがとう。

 ――あなたは役に立った。

 ――次も役に立て。


 セリカさんが即座に顔をしかめる。


「うわ、重い」


「かなり支配的ですね」


 リリアが悲しそうに言った。


「ありがとうに評価と命令が混ざっています」


 ミュレアが通信越しに言う。


『ふむ。礼の形をした支配じゃな』


「ミュレア、さっき自分が似たようなことを」


『妾のは愛嬌じゃ』


「悪い例です」


 リリアがきっぱり言った。


『ぐぬ』


 ユリアナ先輩が説明を書く前に、セリカさんがペンを取った。


 ――ありがとうは、相手を評価して次も働かせる言葉じゃない。

 ――役に立ったから価値がある、という意味でもない。

 ――助かった。届いた。そう伝えるだけでいい。

 ――次も役に立て、はありがとうではなく命令。


 紙が光る。


 返答。


 ――命令を、混ぜない。


「そう」


 セリカさんは声に出した。


「混ぜない」


 紙が少し揺れ、次の文字が出る。


 ――ありがとう。

 ――助かった。

 ――次は、未定。


 相談室に、少しだけ温かい空気が流れた。


 リリアが微笑む。


「いいですね」


 ノエルも頷く。


「良い用例」


 ユリアナ先輩が記録する。


 ありがとう練習例:助かった。次は未定。

 評価・命令混入なし。


 アイリスが小さく言った。


「次は未定、というのが安心しますね」


「はい」


 俺も頷いた。


 助かった。

 でも、次に何かを強制しない。


 次は未定。


 それは、かなり扉の声らしいありがとうだった。


     ◇


 リリアは、用例集の一枚目を相談票の横に置いた。


 そして、紙に書く。


 ――こちらから例を出します。

 ――水を渡してもらった時。

 ――「水、届いた。ありがとう」

 ――これは、借りや命令ではありません。


 紙が光る。


 返答。


 ――水、届いた。ありがとう。


 セリカさんが少し笑う。


「ちゃんと真似した」


「はい」


 リリアは嬉しそうに頷き、次を書く。


 ――待ってもらった時。

 ――「待ってくれて、ありがとう」

 ――これは、待った相手を支配する言葉ではありません。

 ――待ってくれたことが届いた、と伝える言葉です。


 紙が光る。


 返答。


 ――待った。

 ――届いた。

 ――ありがとう。


 ノエルが短く言った。


「語順は未定。でも意味は合ってる」


 ユリアナ先輩が補足を書く。


 ――語順は今すぐ正しくなくても構いません。

 ――意味が大切です。


 紙が光る。


 ――意味。


 ――届いたことを伝える。


 リリアが頷いた。


「はい」


 その時、ミュレアがわざとらしく咳払いした。


『では、妾からも例を出してやろう』


「悪い予感しかしない」


 セリカさんが言う。


『たとえば、菓子を受け取った時じゃな。ありがとう。次は二品――』


「悪い例です」


 リリアが即座に言う。


『最後まで言わせぬか!』


 ノエルが記録する。


 悪い例:ありがとう。次は二品。


『記録するでない!』


 相談票が光った。


 文字が浮かぶ。


 ――ありがとう。

 ――次は二品。


 ミュレアが絶叫した。


『学ぶでない! いや、学ぶなら正しく学べ!』


 セリカさんが腹を抱えて笑った。


 リリアも笑いをこらえきれず、肩を震わせる。


 ノエルは真顔のまま書いた。


 ――今のは悪い例です。

 ――ありがとうの後に要求を混ぜています。

 ――正しくは、「菓子、届いた。ありがとう」です。

 ――次の数を増やす話は別です。


 紙が光る。


 返答。


 ――菓子、届いた。ありがとう。

 ――次の数は、別。


 ミュレアが沈黙した。


 少ししてから、低く言った。


『……妾より理解が早いのではないか?』


「かもしれません」


 俺が言うと、ミュレアは不満そうに唸った。


『むう。だが、これは教育的成果じゃ。妾の犠牲により、ありがとうの理解が進んだ』


「犠牲というほどでも」


「一品です」


 リリアが言う。


『そこは二品にせぬか!』


「悪い例を出したので一品です」


『理不尽!』


 相談室に笑いが広がる。


 その笑いに対して、相談票は少しだけ光った。


 ――和らいだ。


 俺はすぐに書く。


 ――はい。

 ――今の笑いは、あなたを笑ったものではありません。

 ――場が和らいだ笑いです。


 返答。


 ――不快ではない。


 これも大きい。


 笑いを嘲笑と区別できるようになってきている。


     ◇


 練習は続いた。


 ありがとう。

 だから従う。


 違う。


 ありがとう。

 だから返済する。


 違う。


 ありがとう。

 届いた。


 近い。


 ありがとう。

 助かった。


 良い。


 ありがとう。

 待ってくれたこと、届いた。


 良い。


 ありがとう。

 嫌ですを聞いて止まってくれた。


 その文が浮かんだ時、相談室は静かになった。


 昨日のことだ。


 失敗に触れそうになって、扉の声が「嫌です」と書いた。

 俺たちは止まった。

 終わらなかった。


 扉の声は、そのことにありがとうを使おうとしている。


 リリアの目が少し潤んだ。


 彼女はゆっくり返答を書く。


 ――はい。

 ――それは、ありがとうとして使えます。

 ――「嫌ですを聞いて止まってくれて、ありがとう」

 ――これは、届いたことを伝える言葉です。

 ――借りではありません。命令でもありません。


 紙が光った。


 返答は、とてもゆっくり浮かんだ。


 ――嫌ですを聞いて、止まった。

 ――届いた。

 ――ありがとう。


 セリカさんが、珍しく何も言わなかった。


 ノエルも記録板を握ったまま静かにしている。


 ユリアナ先輩は、その文字を丁寧に記録した。


 アイリスの氷結界が、柔らかく相談室を包む。


 ミュレアも、今回は茶化さなかった。


 アリシア様の通信水晶が淡く光る。


『とても大きな一文です』


「はい」


 俺は小さく答えた。


 扉の声は、ありがとうを使った。


 嫌ですを聞いて止まってくれたことに。


 つまり、嫌ですを使っても関係が壊れなかった記憶を、届いたものとして受け取り始めている。


     ◇


 その後、少し不思議な問いが来た。


 ――ありがとうを言えば、近くなるか。


 リリアが考える。


「近くなることもあります。でも、必ず近づきすぎるわけではありません」


 ユリアナ先輩が補足する。


「ありがとうは、距離を一気に詰める契約ではありません。受け取ったことを伝えたあと、距離は改めて選べます」


 俺が書いた。


 ――ありがとうを言っても、急に近づきすぎなくて構いません。

 ――ありがとうを言った後も、距離は選べます。

 ――ありがとうと嫌ですは、同じ関係の中にあっても大丈夫です。

 ――感謝していても、嫌なことは嫌と言えます。


 紙が光る。


 返答。


 ――ありがとう。

 ――でも、嫌です。


 セリカさんが頷く。


「使える。めちゃくちゃ大事」


 リリアも微笑む。


「はい。感謝と境界線は、両方あっていいです」


 アイリスが静かに言った。


「ありがとうと言ったから、次に嫌ですを言えなくなるわけではない」


 その言葉に、紙が反応する。


 ――ありがとうの後も、嫌ですは使える。


 ノエルが記録した。


「重要。感謝後の境界線保持」


 ユリアナ先輩も頷く。


「呼称選択権にも入れましょう。感謝や謝罪の有無に関わらず、呼称拒否権は維持される」


 セリカさんが苦笑する。


「どんどん制度が厚くなるわね」


「必要です」


 ユリアナ先輩はきっぱり言った。


「薄い盾では、すぐ貫かれます」


 その言葉に、相談票が淡く光った。


 ――厚い盾。


「そうですね」


 俺は笑った。


「少しずつ厚くしましょう」


     ◇


 相談の終わり頃、扉の声は最後の練習を書いた。


 ――届いた。

 ――命令ではない。

 ――借りではない。

 ――次は未定。

 ――ありがとう。


 相談室に、静かな温かさが広がった。


 完全ではない。


 まだ少し硬い。


 でも、意味は合っている。


 ありがとうが、初めて自分の足で立ったように見えた。


 リリアが返答を書く。


 ――届きました。

 ――とても良い使い方です。

 ――今日は、ここで休みましょう。


 紙が光る。


 返答。


 ――休む。

 ――ありがとう。


 その文字は、昨日より自然だった。


 ノエルが記録する。


 保護印:扉。

 第九回筆談相談。

 主題:ありがとうの練習。

 誤用例:命令待機、借り記録、評価命令、要求混入。

 修正例:届いた。助かった。待ってくれた。嫌ですを聞いて止まってくれた。

 確認事項:ありがとうは命令・借り・支配ではない。感謝後も距離選択と拒否権は維持される。

 相談者、「届いた。命令ではない。借りではない。次は未定。ありがとう」と記入。


 ユリアナ先輩が満足そうに頷いた。


「大きな進展です」


 セリカさんが伸びをする。


「今日はちょっと笑える回だったわね」


「でも、大事でした」


 リリアが言う。


「笑いながら覚えられることもありますから」


 ミュレアが得意げに言う。


『つまり、妾の菓子交渉は必要だったわけじゃな』


「悪い例として必要でした」


 リリアがにっこり言う。


『悪い例……』


 アリシア様の声が通信水晶から届く。


『悪い例も、学びには必要です。ミュレア様、ありがとうございます』


 ミュレアが一瞬沈黙した。


『……む。届いた。ありがとう』


 相談室が静かになる。


 そして、みんなが少しだけ笑った。


 ミュレアが照れ隠しのように声を張る。


『な、なんじゃ! 妾だって使えるわ!』


「はい。とても良い使い方でした」


 リリアが言うと、ミュレアは珍しく何も返さなかった。


 ありがとう。


 それは借りではない。

 命令でもない。

 支配でもない。


 届いたことを伝える言葉。


 扉の声も、ミュレアも、そして俺たちも。


 少しずつ、その意味を確かめている。


     ◇


 夕方、受付箱が最後にもう一度だけ光った。


 中には、保護印「扉」の相談票が入っていた。


 文字は短い。


 ――ありがとう。

 ――練習した。

 ――消えなかった。

 ――次は、入る。

 ――未定のまま。


 俺はその文字を見て、深く息を吐いた。


 次は、入る。


 前にも書かれていた言葉だ。


 だが、今度は少し意味が違う。


 嫌ですを使った。

 ごめんなさいをほどいた。

 ありがとうを練習した。

 休むことも、止まることも覚え始めた。

 盾を持った。


 その上で、入る。


 未定のまま。


 リリアが静かに言った。


「次は、夢の相談室ですね」


「はい」


 セリカさんが木剣を肩に担ぐ。


「大きい回になりそうね」


 ノエルが補助具を確認しながら言う。


「準備する。休息後」


 全員がノエルを見る。


 彼女は少しだけ胸を張った。


「学習済み」


 ユリアナ先輩が休息記録欄を開く。


「では、準備と休息を両立させましょう」


 アイリスが窓際の氷を見つめる。


「守るための結界にします。閉じ込めないように」


 ミュレアが通信越しに言う。


『次は、未定の扉が相談室に入る。礼の練習を終えた後なら、少しは言葉が届きやすかろう』


 アリシア様も静かに続けた。


『王宮結界も調整します。入室を侵入と誤認しないよう、反応を分けます』


 俺は胸元の学生証に触れた。


 レン・クロフォード。


 才能名は未定。


 扉の声も、未定のまま。


 でも、ありがとうを覚えた。


 届いたことを伝える言葉を。


 だから次は、迎える。


 夢の相談室へ。


 名前を聞かず、座らせず、急がせず。


 未定のまま、入ってくる扉を。

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