第三百九十一章〜トレーダー
書かせていただきます蘭馬の動きです。しよと蘭馬の接点らしきものがみえてくるでしょうか。もしも楽しみになっていただけたのならばとても嬉しいです。
彼自身は非常に太く、硬かった。蘭馬を充分満足させる程には。
━━そういえばこの男、柏木は普段何をして生活しているのだろう?蘭馬は考えた。普通に昼間から働いてる感じではなさそうに思えた。
━━ならば…ホストか?こんな風に想像してしまう自分は行為に酔てるのだろうかと思う。
しかし、それは案外合っているというのもありそうでならない。勇気を出して訊いてみた。
「あのう。普段何をなさってる方でいらっしゃるのですか?」
と、彼はまんざらでもないという顔をした。
「ふふ。知りたい?じゃあ教えよう。これさ」
柏木は、センターテーブルに置いてあったPCの電源を入れた。ディスプレイに光が灯り、Windowsの起動音がした。
彼は、大手証券会社のサイトを開いた。そして、ネット取引を開始したようだった。まず書く 銘柄の現在の株価を確認していた。株価ボードは明滅し、刻一刻と変わる株価を反映していた。
蘭馬にはまるでわからない世界であったが、なんだか彼は凄いトレーダーなのではないかと思った。根拠はないが。
柏木の動かすマウスポインタが、『東急プロパティマネジメント株式会社』という銘柄の前でぴたりと止まった。
彼は唸り声をあげていた。
「なんだこの急落は?決算の時期でもないし、マイナス要因があるわけでもない筈だし、株主総会で何らかの動きがあったわけでもない。売上だって順調に上がっているはずだ。世界情勢に大きな変化はないし、為替相場はそれ程影響ない筈。ならば……なにがあったのだ?」
柏木は検索エンジンを、同画面内に立ち上げた。東急プロパティマネジメントと検索ボックスに入力した。
あ!
彼は唸った。ニュース速報があるようだった。
「渋谷ヒカリエで爆発事件が起きたぞ。ついさっきのことだ」
彼が憎しみを込めたような口調で言い淀んだ、さらに読み進めた。蘭馬は驚いた。まさか、嘘でしょ?!ここ、日本だよ!と言いたかったが。
「それで渋谷ヒカリエの運営母体である東急プロパティマネジメント株式会社の株が急落したのか。」
確かに、ストップ安の表示があった。これ以上ないくらいに株価が下がっているのだろう。蘭馬にはやはり、まるでわからなかったけれど。
曜日になっていただきまして誠にありがとうございました。もう一生かけると思います。よろしくお読みになってみてあげてくださいませ。




