第三百九十章〜尋問
書かせていただきます。翔子は警察官から目をつけられたようです。その晩をうまく切り抜けられるのでしょうか?お楽しみいただけましたのならば幸いです。どうかよろしくお願い申し上げます。
「今日は渋谷に、何か御用で?」
一番階級が上そうな老警官が翔子を視線で嘗め回すようにしながら質問してきた。
翔子には一番答えにくい質問かもしれなかった。
「はあ…」
少し言い淀んだ。すかさずそこを警察官が突っ込んできた。
「どうされました?何か言いにくいことでもおありで?」
嫌味なヤツである。
「いえ。べつにー」
翔子はお澄まししてみせた。しかし、それは火に油を注ぐだけにしかならなかった。
「どうされました?」
四人の警察官が翔子を取り囲んだ。
時間を稼いでいる内に質問への回答を考えなくてはならなかった。━━友人との待ち合わせなどと答えた日には、友人とは誰?あんな場所で待ち合わせですか?着信履歴を確認させて下さいなどと土壺に嵌まること請け合いだ。
━━かといって、ヒカリエに入るつもりだったなどと答えたら、どのお店に行く予定でしたか?何をお買い求めるご予定でいらした?などと突っ込まれる二、違いない。
ならば……。
相変わらず警官は、包囲網を解いてはくれない。
窓ガラスに写った自分の姿を見れば、ベロア調のドレスワンピースが灰のようなもので汚されていた。爆散した建築材や埃や煤かも付着したのてもあろう。翔子は背水の陣、四面楚歌、絶体絶命の、体であった。
「でも、凄くお洒落してらっしゃいますよねえ」
お読みになっていただきまして誠にありがとうございました。まどまだ書きます!よろしくです




